四十三庵

蔀の雑記帳

徘徊記?三越前と北浦和?

竹久夢二展(三越本店、別館七階) 前回のアンコールワット展の興奮が1ECだったら、今回の竹久夢二展は3ECくらいになるだろう。 そんな思いを膨らませながら、相変わらずストレスの溜まる地下鉄に乗り込む。 竹久夢二は日本史の資料集の、確か「黒船屋」とかいう名前の絵で、既に知っていた。 スレンダーで、眉毛がはっきりとした美人画だった。 で、いざ入ってみると、いきなり白人の女のスケッチばかり。 まあそもそもコンセプトが、「憧れの欧米」なんだから、そりゃあそうなんだけど、 日本風の美人を描くイメージがあったから、びっくりした。 その白人の少女のスケッチが、また、かわいくないんだ。これが。 確かに白人の女ってあんな感じの顔をしてるし、 見ようによってはちょっとごついような、魁偉な顔なんだけれど、 それをそのまま絵にしてあるんで、何というか、救いがない感じがする。 実際に白人女性を見ると、魁偉な顔の中に、愛らしさがあったりなかったりするのを感じる。 白人の女を絵にするなら、その辺を出すために、多少デフォルメしないといけないんだろうが、 夢二たんはそのまんま描いている。まあスケッチだから、っていうのもあるんだろうけど、 それにしたってかわいくない。日本人の女描くとあんなにかわいいのに。 スケッチは、風景画も多い。 色々描いている。港町の風景だとか、民家だとか。 でも何となく、こう、ぱっとしない。 画家のスケッチだから、とんでもなく下手って訳じゃないんだけど、 なんかこう、格別上手いとも思えない。 ゴッホだかミケランジェロだかの画集を見たら、風景画のスケッチがものすごく精巧で、 やっぱり画家は素人とは格が違うなあ、どうしたらこんな風に描けるんだろうと衝撃を受けたんですが、 なんか夢二たんのスケッチは、絵が好きな素人が描いたスケッチのような雰囲気さえある。 で、その後も色々な絵を見て、 途中から日本画っぽくなっていって、日本人の女が多くなって、 そこで気づいたんだけど、やっぱ夢二たん下手なんだ。 下手っていうのは、写実的でない、っていう意味だけど。 よく壁の説明を読んでみると、夢二たんは独学で絵を描いているらしい。 そう考えると美術学校のノウハウってすごいんだなあと思った。 まあそんな訳で、アンコールワット展程の興奮はなく、0.5ECくらいだった。 ○貨幣博物館公式サイト貨幣博物館に行こうとしたら、月曜日は休館日で、やっていなかった。 この博物館の前に日銀があった。 立派なギリシャ風の建物だ。太い柱が厳しい。 ふと思ったのだけれど、日本銀行が、立派な建物の建築法として、 海外の建築様式を使っているのは、どうなんだろうか。 その辺が日本という国の、根っこの弱さになっているように思われる。 日本の建築様式で立派な建物を建てるとしたら、やっぱ城みたいになるのか。 ああそれもだめだなあ。 ○堀兼神社(狭山市による公式サイト) 堀兼神社バイトで物流センターに行ったのだが、近道を探そうと思っていたら、 迷ってしまって、たどりついた狭山にある神社。 結構立派な神社で、割と近いのに、全く知らなかったので、入ってみることに。 注連(しめ)縄のまかれた立派なけやきの木が。葉っぱはなかった。 太さ2m以上、高さ10m以上の、迫力ある大木。 堀兼の井というのがあった。(水は出ていないが) Googleで検索しても出てこないような、全くマイナーな神社だとばかり思っていたから、 手帳に細々としたことを色々書いたのだけど、検索したら写真まで出てきた。 拝殿は丘の上にある。階段をのぼってゆく。 初詣をしてなかったので、いい機会だと思い、参拝する。 どうか片道一時間半というむだな通学時間が、 大学近くの一人暮らしによって解消されますように。 どうかこの地獄のような退屈な日々から抜け出せますように。 ○埼玉県立近代美術館公式サイト北浦和駅という、川越から微妙にアクセスが悪い駅に行く。駅の西口を出て、 北浦和公園という、かなり広い公園があって、その中に埼玉県立近代美術館がある。 公園内にはでかい立体彫刻があちこちあり、中央に広い噴水がある。 正直公式サイトの雰囲気なんかから、小ぢんまりした美術館を想像していたので、 霙のふる悪天候にも関わらず結構な人入りで、思った以上に賑わっていて、びっくりした。 1FにはMOMASコレクションという、常設展がある。(この名前はセンス悪いと思う) 常設だけど展示が時々変更されるらしい。この時は、4つにパートが分かれていて、 1は空間がどうの。モネとかカミーユなどの有名画家を含む風景画。 2は響きがどうの。なんか視野を広くすると、絵が浮かび上がってくるように見える。 3は南画コーナー。江戸以降の南画特集。 4は戦時中の生活。コミカルな絵。 地下1Fは恒星とか言う人のキュビズムっぽい絵、埼玉の風景の写真展、 浦和のグループの写真展、国展があった。 2Fが企画展で、小村雪岱特集。泉鏡花の挿絵とか描いてた人。 途中で俺小村雪岱がそんなに好きじゃないことに気づくも、まあ何とか楽しめる。 展示品の数が恐ろしく多い。 3Fは図書館がある。美術系の本が充実してる。 ちなみに公式サイトにある唇みたいなソファーは3Fにある。 俺が座って、どいたすぐ後にカップルが座りだした。 一人で行った美術館にカップルがいると、すごく鬱陶しいことに気づいた。 以上を全部見たら2時間以上たっててビックリした。 埼玉にこんな立派な美術館があるとは。 個人的には六本木のクソ美術館よりデートに向いてると思う。 ○県立浦和高校公式サイト) 浦和北駅の東口をおりると、なんか大量のタクシーが固まって停まっている。 左に行くと平和通り商店街とかいう商店街がある。 西口おりた時も思ったけど、北浦和周辺はいい感じに栄えている。 浦高通りとやらをひたすらまっすぐ進んで、浦和高校を目指して歩く。 思った以上に歩く。徒歩15分近くかかる。 なんか浦高通り、やたらたくさん散髪屋がある。 美容院、床屋と10個以上ある。どんだけ密集してんだ。 浦和高校に着く。校舎広い。大学っぽい。 生徒は私服通学のイメージだったが、皆学ラン着てる。 一人私服の奴がいるだけ。一応制服あるんだな。 そういえば高校生クイズのデブも制服着てたな。 などと思いつつ、さすがに高校に深入りする気にもなれず、帰る。