四十三庵

蔀の雑記帳

カタカナがダメ

パオロ・マッツァリーノとマッテオ・モッテルリーニ 最近、行動経済学系に興味をもって、その系統の本を調べてたら、 マッテオ・モッテルリーニ という人の書いた本が二冊程あった。パラパラ見たら、わかりやすそうな内容。 僕はこの人が、「反社会学講座」の パオロ・マッツァリーノ だと勘違いして、 「へぇ。反社会学だけじゃなくて色んな分野で本を出してんだなあ。無節操な」 と思っていたら、マッテオさんは本物の外人だということに、今日気づいた。驚いた。 ○極度にカタカナが苦手 子供の頃からずっとそうだったんだけど、長いカタカナが読めない。 読めないから覚えられない。世界史では大いに苦労した。 興味がない訳ではないのだが、マルクス=アウレリウス=アントニウスだとか、 アウラングゼーブだとかの、カタカナ名が、全く覚えられない。全く記憶に定着してくれない。 だから、自分が書く文章でも極力カタカナを排除して書く。 戦後の日本のインテリ層にありがちな、難しいカタカナ語を執拗におりまぜる文章が大嫌いだ。 なんでこんなにカタカナが苦手なのが、自分でもわからない。 アルファベットの方が、まだわかりやすい。 「ソフィスティケイテッド」と書かれるよか、"sophisticated"の方がよっぽど読みやすい。 「学生運動の結果、ソフィスティケイテッドされたインテリ層によるヒエラルキーは消滅した」 なんて書く日本人は、万年筆で喉笛貫いて死ねばいい。 僕の言語感覚が、かなり音感によっている部分が大きいので、 その音感がカタカナにはないせいで、カタカナが読めないのかなあというのが、現在有力な一つの仮説。 「鈴木一郎はオリックス時代に登録名をイチローに改めた」 という文章なら、 鈴木↑一郎は↓オリックス時代に→登↑録名を→イチロー→に改めた↓ (↑声があがる→横ばい↓声がさがる) という風なリズムがうまれる。黙読してても、何となくそのリズムで読み進めているのかもしれない。 先の悪文だと、 学生↑運動の→結果↓ソフィスティケイテッド→?された→インテリ層による↓ヒエラルキー↑?は消滅した↓ 二箇所で快適なリズムが壊される訳だ。読みづらい。 ある程度慣れたカタカナ語なら、苦もなく日本語の音感の中に入れられるけれど、 明らかに人生で何度かしか出会わないようなカタカナ語だと、完全にそこだけ語感が違う。 ○そもそも意味のないカタカナの使用を減らせ ユニクロヒートテックを、ヒートウォーマーと言って、相手にやんわり訂正されたことがある。 これはまあ僕の知能の問題もあるけれど、現代は無意味なカタカナを使いすぎる。 目に余るのが、この二分野。 ・「インテリ」ども ・ファッション関連 「インテリ」どもは、さっきのソフィスティケィテッドだのヒエラルキーだので例を出した。 ファッション関連が一番ひどいカタカナの使い方をする。 韓国系の留学生の女の子と離していて、レギンスと言われてわからなかったことがある。 何のことやと思って調べたら、要するにタイツのことだった。 もうなんか、「その方がオシャレでしょ?」みたいなカタカナの使い方はホントやめて欲しい。 ジーパンやジーンズの使い分けもわからん。 ○カタカナの意義 もちろん、いくら僕ができないからといって、 「カタカナは悪魔の文字だから、廃止せよ」などというGHQみたいなことは言わない。 最後のカタカナのいい所を書いて終わりにする。 中国語は、当然だが、カタカナがない。全部漢字で表す。 そうなると、白人圏や、イスラム圏の人々の名前や言葉に、漢字をあてる。 昔からあの国はそうで、異民族の名前を全て漢字で記録した。 そのせいで、古代日本の女王が、卑弥呼なんていう不細工な漢字をあてられた。 蛮族への差別意識で、わざとイメージの悪い感じをあてていたそうだけど、今は多分違うと思う。 そうなると当然、日本人以上に中国人は英語ができない。 僕の知り合いの中国人留学生もものすごいできない。 クルーグマンの名前が伝わらなかったくらいだから、相当だ。 (別に短絡的に中国人を馬鹿にしている訳ではないですよ。念のため) でもgoogleで中国人と英語に関して検索してみたら、 どうも中国人は日本人より英語ができることになっているらしい。 まあだから僕の知り合いは中国人の中でも特例なのだろう。 国がどこだろうと、英語できる奴はできるし、できない奴はできないのだろう。 簡単に外来語を取り入れられる所がカタカナのよさだが、 それが英語習得に役立つかといえば、むしろ逆効果なのかもしれない。