四十三庵

蔀の雑記帳

野中泉「英語舌のつくり方 ――じつはネイティブはこう発音していた!」

○目から鱗 英語は、大学二年の間に、簡単な会話、文章術を習得して、 聞き取りと読解はそれなりのレベルまで行きたい。 TOEICは二年のうちに800まで上げたい。 で、三年になったら900超えを目指すと。 パティさんのゆるーい講義を一年受けて、英語力なんてほとんど上がらなかったけど、 それでもリスニング力は高校の時より格段に上がっている。 今センター試験リスニング受けたら満点とれるだろう。 リスニング力があがったとは言え、リスニングにはどこか壁を感じていた。 だって絶対あいつら、書いてある通りに発音してないやん。 日本語との構造の違いとか、発音の違いって割り切ったって、絶対発音おかしいやん。 "He is getting along with her."っていう文章があったとしても、 絶対ネイティブって「ヒー・イズ・ゲッティング・アロング・ウィズ・ハー」なんて言わないじゃない。 「ヒーズゲティンガロングウィズハー」みたいな感じでしょう。強いて表せば。 この本を読むと、外人がテキトーにしゃべているのではなく、きちんと法則性があって、 こういう日本人には嫌がらせにしか思えない発音になるのだ。 だからこの本を読むと、スピーキング能力だけでなく、リスニング能力も上がるんじゃないかな。 いい刺激になった。 英語の勉強を本格的にはじめる前に読んでよかった。絶好のタイミング。 ○内容 英語の方が日本語より「音」そのものが多い、というのは周知のことだと思う。 日本では母音はあいうえおの五つだけど、英語には十個以上あって、 もうこの時点で日本人は普通にしてたら絶対英語を正しく発音することなんてできる訳ない。 この本はあくまで軽い入門書なので、網羅性はめちゃくちゃ低い。 けどその分、僕のように英文を読んで気勢の上がらないこと夥しい人間でも、かるーく読める。薄いし。 ・子音 まず子音の重要性が強調される。 takeってどう発音しますか?「テイク」ですよね? でもこれ違うんですよ。まず「テ」が日本語のテとは違って、舌使って破裂音を出すんですけど、 それ以上に重要なのが「ク」の部分。 「テイk」なんですね。実は。 英語の子音って、僕が思っていた以上に特殊な発音法をとるんです。 'k'なんていうのは、言葉というよりは、日本人の感覚からすると音に近い。 後、破裂音は単語の語尾に来ると消滅します。 thatとかgetとかの語尾のtは発音しません。 「ダッ」「ゲッ」みたいになります。 よくよくきいてみると、ちゃんとそういう風に発音されてんですよね。 ・母音 母音はそんなに印象に残ることもなかったなあ。 アには二種類あって、普通に発音するアと、口を動かさないで、だらーんと発音するアがあるよ、 という話なんだけど、これが全然ききとれない。 後二重母音の説明もある。 ・音変化 「リエゾン」という現象があって、 take it のように、単語の語尾の子音+単語の頭の母音はくっついて、「ティキット」みたいになる。 「フラップ」という現象は、 tの前後が母音だった場合、そのtの発音は、ダ行に近い、濁ったものになるか、 ラ行っぽくなるという現象。 waterのtはaとeに挟まれてるんで、「ワラー」とか「ワダー」っつったほうがネイティブっぽい。 「リダクション」という現象は、単語の中のアクセントのつかない音節は、弱く発音される。 弱く発音するどころか、母音なんかは、口を動かさない方の母音が適用される。 ・リズム 英語はリズミカルな言語なんで、ちゃんと抑揚をつけて喋るのがスタンダード。 その抑揚のつけ方について。 (まあマンデルさんみたいなのもいるんで、一概には言えないんだろうけど) ○感想 なんで学校はこんな大事なことを教えないのか、不思議でならない。 この著者の前書きとかにあらわれる、いかにも白モノが好きそうな感じとかは鼻につくけど、 まあでもそのぐらいの人間じゃないと英語に興味なんか持たねーよな。 僕もブロンド美人に心底憧れるような性癖を持ってればよかったんだろうけど。 男は白人の方がかっこいいから、憧れるのもいいと思うんだけど。 特にうちの大学は、そういう女の子多くて、気分悪いっすね。 憧れるのはいいから、ホントに黙って付き合って、黙ってヤラれて、 黙ってHIVもらって、黙って死んで欲しい。 なんで気分悪くなんのか、自分で不思議なんだけど。 特にその女の子と付き合いたいという訳でもないし、 別に日本人は必ず日本人と結婚しなきゃいけないと思ってる訳でもないし。 もっと本能的なものなのかな。 まあそんな話はともかくとして、いい本です。