四十三庵

蔀の雑記帳

「金持ち父さん貧乏父さん」ロバート・キヨサキ 訳白根美保子

○はじめに 原題"Rich Dad,Poor Dad:What The Rich Teach Their Kids About Money" ロバート・キヨサキは日系のアメリカ人。(つってもハワイ育ち) 後、一応公認会計士シャロン・レクターとの共著ってことになってるけど、 彼女ははじめにちょこっと、キヨサキのキャッシュフローというゲームを大絶賛してるだけ。 なんで今更こんな本読んだのかと言うと、ブックオフで100円だったから。 経済学部や経営学部出て、大して金稼げない連中は山程いるし、 そもそも経済学者、経営学者でそんなに金持ってない連中もまた大勢。 別にだからと言って、彼らの研究してる学問に価値がないってこたあないんだけど。 ○内容 不動産投資をやたら推奨してたり、金持ち父さんの存在だとか、 そもそもそんなに儲かってるんならこの手の本を乱発したり、 クソ面白くもないボードゲーム売り出したりするこたあないだろうとか、 色々つっこみ所はあるにせよ、金持ちになるための原則は間違ってないと思う。 貧乏父さんっていうのは、いい大学行って、役人やったり教師やったりしてた、キヨサキの実の父親。 金持ち父さんっていうのは、このキヨサキの友達の親父で、 色んな事業に手を出して、金持ちになった人。 前半は幼少期のエピソード、金持ち父さんの教えの紹介。 後半に行くにつれて、どんどん自己啓発っぽくなってくのが笑える。 「金持ち父さんの教え」以降は読まなくてもいいかも。 ○金持ちになるためには 資産を増やすこと。 資産っつっても、会計用語の、貸借対照表の借方欄のことではなく、もっと単純に、 「自分に金をもたらしてくれるもの」が資産、 「自分から金を持ってくもの」が負債とこの本の中では定義されている。 この定義だと、持ち家は負債なのだ。 ではどういったものが資産か。 1、ビジネス(ただし人にやらせる。自分は上前だけはねる。自分も労働するなら、それは自分の仕事) 2、株 3、債券 4、投資信託 5、収入を生む不動産 6、手形、借用証書 7、著作権特許権 8、その他価値のあるもの、収入を生み出すもの、市場価値のある物品 ○感心したこと 節税のために会社をおこせ、っていう話の中で、 個人の遊興費を、会社の経費として落とせば、税金払わなくてすむという話は感心した。 バブル期のアホどもがやってたことは、必ずしも間違いじゃなかったんだな、と。 ○最後に 金持ちになるために、資産形成をしっかり、という話に興奮した。 今、僕が考えているのは、純粋に「自分がしたいことができる」分、 金を稼ぐことで、それって結構な金額になるんすね。 資産ね。 ただ闇雲に高収入を目指すだけではダメなんだ。 まあつっても、不動産も買わないし、もちろんキャッシュフローなんて買わねーけど。 これだまされて買う奴結構いるんだろうなー。