読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

四十三庵

蔀の雑記帳

試験監督まとめ

仕事

試験監督のプロと呼ばれ、業界では知らないものはいない、伝説の大学生バイトが僕です。
そういう訳で、今までやってきた試験監督の良し悪しを書く。


○試験監督のススメ
試験監督の何がいいかって、特別なスキルは何も要らないのに、割と給料がいいことだ。
申し込みさえ早めにやれば、ほぼ採用してもらえる。
そして、他大の色んな奴、あるいは色んな資格の持ち主と話せる。
(僕は早稲田の人と異常によく会う。もう五人も話した)
他の大学に行けるのも楽しいね。


一度試験監督をやると、試験に対する感覚が随分変わるはず。
大抵の学生は、試験というのは席に座って受ける厳粛なものであるが、
一度運営の側に回ってみると、何とも他愛のないものである。
僕は試験監督をやってから、TOEICを受験したが、おかしな感覚がしてしょうがなかった。


試験監督童貞はよくこんなことを抜かす。
「でも試験監督って募集見たことないんだけど……」
そんなんだから貴様らいつまでたっても童貞なのだ!!!
まず大学のアルバイトサイト
大抵の大学は加盟してるので、ちゃっちゃと登録して、毎日チェックする。
すると、ある日ふっと、「TOEIC試験監督募集」とか「SAPIX試験監督募集」とかいう求人が出る。
ただしそういう求人は、ホントに2、3日で消える。
なぜって募集が殺到して、すぐに枠が埋まるから。
試験監督をするための条件は、「まめにサイトをチェックして、求人を発見したら迅速に申し込む」ただそれだけだ。


では以下、僕自身の経験談を書いてく。
細かい条件は忘れてたりするので、誰か正確な情報を持ってる人がいたら補足してくれるといいな。


日本語能力試験
年に三回程しかないややマイナー試験。
日本在住の外人たまの日本語能力をテストするための試験。
僕が試験監督童貞を捧げた記念すべき試験。
スーツ必須。


駿河台大学という、
学校経営に予備校の駿台が絡んでたり、奨学生制度とか、
調べてみると色々面白いFラン大学。
飯能にある。
当時の僕は実家通いの川越市民だったけど、想像していたよりもずっとアクセスが悪くて、
所沢から更に三十分くらいかかった。
ちなみに試験監督は普通交通費は出ない。
いちいち星の数程いる、一日限りのバイトの住所を確認して、交通費支給するほど向こうも馬鹿じゃない。
だからまあ調子乗って遠い所を選ぶと、痛い目を見る。


教室の試験監督をやるのは、大学三年生以上とか、二年生以上とかいう条件をクリアしなきゃいけないが、
日給は1万を超える好待遇。
土日両方勤務必須。
土曜日は準備で三時間くらいだっけ。日曜は試験日。
外部だと8000円とかそんなもんだった気がする。
外部の仕事はホントに楽。
土曜日は壁に張り紙貼って、日曜日は使用されてない二階の廊下に立って、
ひたすら迷い込んできたり、トイレ探しに来たりした受験生を押し返す任務をしただけ。


ここで早稲田の国際教養の韓国人の女の子と会う。
茶髪のストレートで、目が大きくてかわいらしい、普通僕とはあんま話さない感じの女の子で、
初対面の時は言葉も流暢だったので、日本人だと信じて疑わなかったが、韓国人だった。
土曜日、バスの乗り方がよくわからなくて、
同じく遅刻しそうになっていた彼女と、タクシーに相乗りして大学に向かって、ちょっと仲良くなった。
早稲田一人目。


TOEIC
日給7000円。朝九時から四時くらいまでと、比較的短め。
(試験の性質上そうだよね)
僕はなんだかんだで二回やった。上智と早稲田。
応募は専用サイトがあるんで、そこを使いましょう。
タイミングによっては、自分の行きたかった大学が専用サイトを記入してる間に埋まって、
別の所を探さなきゃいけなくなったりするけど。
年中やってるし、場所も多い。(東京が一番多いが、埼玉、千葉、神奈川の会場も多い)
服装はスーツ・ネクタイ必須。
応募すると、結構しっかりしたマニュアルが郵送されてくる。
あんま読み込む必要もないけど、まあわかりやすく書かれてて、
試験監督をやった中では、純粋に一番いいマニュアルだと思う。


研修があって、青山大学(当然渋谷の方のキャンパスね)の前の建物まで行って、一時間半のビデオを見せられる。
研修費+交通費として、2500円くれる。
県民だと2500円なんて半分くらいふっとぶ。
このビデオに出てくる国際英子さんがムダにかわいい。


普通大学生は外部の仕事に回されて、めったに教室内の仕事にはならないんだけど、
僕はありあまる試験監督経験を買われたのか、二回目は普通に教室担当にされてた。
外部だとほとんど仕事なくて、くっちゃべって終わり。教室だとちょっと大変。


はじめは上智で試験監督をやった。定期が効いたので、交通費0だった。
外部に回され、倉庫から重しを出して、その後試験開始まで本部でだらだら。
試験開始直前に正門の所へ行って、受験者に地図のついた紙を配ったり、案内したり。で、終わり。
ここで早稲田のスポーツなんちゃら学部の人と話す。
就職が決まった四年の人だった。早稲田二人目。


次は早稲田で試験監督。
この頃にはもう四ツ谷で一人暮らしを始めてたので、研修にしても当日にしても大分楽だった。
僕の試験監督としての勇名が業界とどろき渡っているせいか、教室担当にされてしまった。
女二人と僕の三人で教室を担当する。
特に何の問題もなかったけど、受付がちょっとめんどくさかった。
写真の認定をあんなに厳しくする意味はあるのか。
中央大学ロースクールの弁護士志望の女の子とちょっと話す。
試験監督やると気分転換になるらしい。
結構老けていたので、普通に主婦の方かと思ったのは秘密だ。


上智大学入試監督
入試が近くなると、普通に学内で募集が出る。
どうやって選んでんのかはよくわかんないけど。
当時は川越から通ってたけど、春休みで定期が切れて交通費は途中から実費になって、もったいなかった。
四日やって、三万円くらいになった気がする。結構気前がいい。
英語学科の子とか、心理学科の子とかと話す。
男だったらイスパ(スペイン語)学科とか、理工学科とかと話したかな。
サークルに入ってないので、日頃他学科の連中と交流しないので、面白かった。
経済の連中はクソだなあと思った。


公認会計士試験
アソートといううさんくさい会社が仲介して、仕事したが、割と最悪だった。
最初にアソートに登録するハメになって、新宿のビルに行き、登録。


研修を埼玉新都心でやる。
3000円出るが、救いようのないくらい無内容な公務員の棒読みをきかされ、
不毛な質問コーナーに苦しめられて、三時間過ごす。
「負け犬の遠吠え」を読みながらきいてたけど、特に問題なかった。
「〜者は」という文章が出るたびに、「しゃ」と読むのが気になった。
年寄りの国語力は常々疑問だ。
若者言葉の批判をしている連中が、「重複」も正しく読めなかったりするからね。


当日の試験は、スーツでひたすら立ちっぱなし。
会場は東洋大学白山キャンパス。
自営業のおっさんと、ギャルっぽいケバイ女の子。
少し話してみると、茨城出身で城西大学に通う、まあ普通の子だった。
当時は公認会計士を受けることもちょびっと考えてたから、色々面白かった。
残部の部数を数えてなかったので、財務諸表の問題と解答用紙をくすねた(結局あんま意味なかった)。
あんま話せなかった上に、アソートの仕切りが悪くて、
試験終わった後、一時間くらいだらだら残った上、なんかタイムカード書いてFAXで出せとかいう話だったんだけど、
(このご時勢にFAXって)
終了間際に「今回は特別にタイムカードは要りません!!!」というアソート様の寛大で賢明な処置で、出さないことに。


○英検
@東洋高校。
英検って言うから、筆記試験だと思ってたら、二次試験の面接だった。
しかも3級なので、中学生が多い。
たまーに幼稚園くらいのちっちゃい子とかいて、びびる。
女の子4人と僕で、その階の受験者を、控え室から連行する業務をする。
ハーレムでいい、と思うかもしれないが、
実際はあんま意思疎通がとれなかったため、ちぐはぐになった。
最初、僕が九人連れて行ったら、他の四人も九人ずつ連れてきやがって、
危うく受験者の座る場所がなくなる所だった。これだから烏合の衆はやなんだよ!
途中から担当が決まって、僕は使用禁止の階段の前に立って、エレベーターへ誘導する仕事をした。
(こんな仕事要るのか?)
ICUの女の子と話す。眞子様は意外と普通の生活をしているらしい。授業が全部英語らしい。
女の子四人もいたけど、結局ちゃんと話したのは一人だけだった。


一級建築士試験
工学院大学。研修もなし。
「清潔感のある服装」ということで、服装自由。弁当が出る。
本部待機になって、ほとんど仕事しなかった。
解答用紙を数える作業がちょっと過酷だった以外は、話してるだけだった。
千葉大から東大院に行って就職した男、早稲田から就職した男、明治の女と話す。
ものすごく就職の話になった。
一般常識テストとか、グループディスカッションの必勝法とかをきく。
明治の女の子は、「男と同じくらいバリバリはたらきたい」みたいなこと言ってて、
ホントにそんな奴いるんだと思った。


○税理士試験
@早稲田。
土日二日ある。土日とも服装自由。
土曜日は研修と準備。
受付終えてから、冷房の効いていないクソ暑い廊下に三十分以上待たされる手際の悪さに感服する。
準備は楽。
教室担当になって、他のバイト二人+税理士らしき人と組む。
他のバイトっていうのが、二人とも早稲田で笑った。
男が早稲田の院生で、政治学系の専攻とか。女が理工学部。理系なのに結構かわいい。
翌日、集合時間七時半の試験で、朝起きたら七時半ジャストだった。
早速遅刻の連絡をいれて、早稲田に向かう。
さすがに教室担当は外されたが、一応仕事はもらえる。
本部で、もどってきた解答を数えたり、次の試験科目の問題・解答用紙を渡したり、まあ要は雑務だ。
遅刻したせいで、若干疎外感があったが、めげずに仕事した。といっても基本暇。
バイトどもはなんか既にグループが出来てて、入り込めそうになかったので、
暇そうにしてる税務署の人々に話しかけた。
それでも暇だったので、「海辺のカフカ」を読む。大分進んだ。
勤務時間の半分以上が休憩時間という恐ろしい展開だった。
最後に別教室に連行されて、解答用紙の最終チェックみたいなことをやらされて、
解答番号が並んでるかとか、枚数が合ってるかとか、不毛な作業をやらされそうになるが、
よくわかんないけどバイトは早目に解放されたので、助かる。
二日で12000円くらいか。
後試験監督には珍しく交通費が出ます。


○社労士試験
獨協大学
東埼玉の鉄道網の使いづらさにはビビった。
川越からのアクセスも、四ツ谷からのアクセスも悪い。
申し込んだ僕が悪いんですけど。
松原団地っていう駅が最寄なんだけど、ホントに団地ばっかりや。
キャンパスは広くて、うらやましかった。


社労士って何なのかよくわかんなかったんだけど、どうやら年金の相談に答えたりする職業らしい。
なんでかはわかんないんだけど、元会社員とか、元主婦とかそんな層が多いので、独特の雰囲気がある。


付くと、社労士のじいさんと女の二人と組になって、教室担当。
いい人だった。
仕事そのものは楽。
昼食+ジュース三本が出る上、日給9200円。
服装はネクタイ、上着不要だが、シャツじゃないとダメ。


写真票で本人確認して、問題配って、試験中は水飲む許可出したり、トイレに付き添ったりが主な仕事。
一応椅子はあるから、ちょこちょこ座ればよい。
ここで、東大生と会う。
話しかけても、質問すれば答えるけど、あんま話したくない感じだった。


以上です。