四十三庵

蔀の雑記帳

2chの終焉

○規制のすごさ
現在、2chで激しいプロバイダ規制が実施されている。
僕は実家のパソコンのプロバイダが@niftyで、アパートがso-netなのだが、
両方とも今年の四月から、ほとんどの期間規制状態にある。
たまに一週間ほど解除されたかと思うと、再び規制になる。


規制がなぜ発生するかというと、2chの荒らしへの対処、書き込みの削除などは、
基本的に運営が主観的に判断するが、一度一人の荒らしが規制されると、同じプロバイダの人間が全て規制される。


規制によって、恐ろしい過疎状態となっている。
一日の書き込みの数は激減している(具体的な数字は見つからなかった)。


この規制が長期間続けば、恐らく2chは存在価値を失うだろう。


○自由至上主義的コンセプトの自己否定
2chというのは、「便所の落書き」の蔑称の示す通り、
匿名の人間の書き込みが多数氾濫している掲示板の、膨大な集まりであった。
無数のカテゴリで掲示板が分かれており、
たとえば
「大学受験板」
「ニュース速報板」
三国志・戦国板」
などという風にわかれている、巨大匿名掲示板群である。


社会的批判も大きい。
個人情報の流出、個人攻撃、名誉毀損などなど。
2ちゃんねる=悪」と考える人間も多い。


その2chが、ここまで大きな社会的影響力を持ったのも、その規模だった。
利用者は1000万人以上(らしい)。
書き込みの内容は玉石混交であっても、ここまで大きい掲示板は他にない。
この規模であるから、多少マイナーな分野であっても、同好の士が結構書き込んでくれる。


1000万人以上の利用者を惹きつけたのは、とにかく「なんでもあり」という所であった。
匿名かつネチケット無視の、思いついたままに書き込めばいいという手軽さ。
それは一種の自由至上主義的態度であった(ひろゆきの思想から来てるのだろう)。
荒らしじみた書き込み、煽りと呼ばれる罵詈雑言も、許容される環境であった。


近頃の大規模規制は、結局、その2chの強みを自分で否定することになった。
利用者は確実に減少するだろうし、書き込みが減るので、
「読むだけで書き込まない」というスタンスの人間でも、2chの利用価値は下がる。


○ネット上のコミュニケーションに必要なもの
ネット上のコミュニケーションに必要なものは、ただ一つ、「迅速な反応」。
2chはそれを失ってしまった。
mixiにせよ、twitterにせよ、ブログにせよ、古くはチャット、掲示板にせよ、
要するにネットで多少なりとも表現活動する奴なんていうのは、絶対に暇人で、
多かれ少なかれ「構ってちゃん」なのだ。
ニコニコ動画twitterは、「迅速な反応」の究極系みたいなもん。


○といっても
2chのかわりになるようなサイトがあるかっていうと、うーん。
mixiとかtwitterとか、ブログとかに流れるって言っても、やっぱ2chのかわりにはならないからね。
どうなるやら。