四十三庵

蔀の雑記帳

「コアテキスト経済統計」谷沢弘毅

内容的には非常に充実しています。
景気指標、労働関係、金融、財政、貿易など、多様な分野の経済統計を網羅していて、
わかりづらいものにはきちんと必要十分な解説がついています。
著者は経済統計に関する著書をたくさん出している方で、
統計に関する種々の論争にも詳しくて、無味乾燥に見える統計の裏側にあるものなんかが伺いしれました。


ただ、コアテキストの中にどうして「経済統計」というのがあるのかなあとは思いました。
ミクロ経済学」とか「金融論」とかと並ぶ程のトピックなのかなあ……
そこだけが疑問です。


僕は一応根性で通読しましたが、辛かったです。
正しい使い方としては、手元に一冊置いておいて、何か自分が知らない統計指標に接した時、
「なんだこれは」と調べてみる、経済指標の辞書的な使い方がよいのではないでしょうか。