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四十三庵

蔀の雑記帳

ミクロ経済学(microeconomics)の基礎 家計と企業

ミクロ経済学の基礎について、簡単にまとめてみる。
といっても、流石に「学部生ならアホでもわかるようなこと」をわざわざ書く意義はないので、
基礎的な内容だけども見落としていたことなんかを中心にまとめようと思う。
もし全くの初学者であるなら、マンキュー(Gregory Mankiw)を薦めます。
マンキュー経済学〈1〉ミクロ編
世界的に使われている、経済学の入門書だ。
これに肉薄するくらい内容的に優れているのは、クルーグマンの書いた「ミクロ経済学」
僕が使ってたのはこっち。殺人的に分厚いが、ゴミみたいな練習問題がたくさんついているせい。内容は非常にわかりやすい。
これでわからない奴は病気だろう。
個人的には経済学部生のみならず、「経済学って胡散臭いよな」と思ってる一般の方々にこそ読んで欲しい教科書。
数学的記述は最小限に抑えられている。
ホントに殺人的に分厚い。そして高い。ミクマク二冊そろえれば1万円台。
アメリカ人の"bigger is better"精神を感じる。
ただね、経済学部生とか理系出身とかの方々は、逆にこういう入門書はレベルが低く感じると思う。
経済学部生はこれで満足してしまっては、発展性があんまないのでは。


○経済学の根本的モデル
経済学の理論の根本的なモデルとなっているのは、

家計
企業
政府

という三つの経済主体が行動する。
政府というのは、
中央政府
中央銀行
にわけられる。
実は以上で、国内経済は描写できる。
貿易まで考えると、もう一つ同じように三つの経済主体からなる、別の国があると考える。

↑これが根本的モデルである。


そして

家計は効用を最大化
企業は利潤を最大化(費用を最小化)
政府は厚生を最大化

する。
これが経済学のフレームワークである。


○効用関数について
・基数的効用関数
効用の数値そのものが意味を持つもの。
・序数的効用関数
効用の大小関係が問題となるもの。
(無差別曲線で表現)


○スルーツキー(Slutsky,E ロシア人)の分解
代替効果
所得効果


二財分析の無差別曲線を考える。
所得制約のもと、効用を最大化する訳だが、この時、片方の財の価格が変化した。
するとその財の消費量を増やして、もう一方の財を減らすことになる。
(効用水準は同様に保つ)
これを代替効果という。


そうすると、価格が低下した分、金が浮く。
その金で、更に消費量を高めるので、効用水準は高くなる。
これを所得効果という。


○正常財と劣等財
所得上昇で消費が増えるものを正常(上級)財、
所得上昇で消費が減るものを劣等(下級)財という。


○価格変化と財
財の価格が下がると消費量が下がる財をギッフェン財という。
(強い劣等財であるため、所得効果が強すぎるので、こういう珍しい現象が起こる)
片方の財の価格下落により、もう片方の財の消費量が上昇するなら粗補完財、下落するなら粗代替財という。


○需要曲線の導出
U(x,y) s.t. p1x+p2y=I
を用いて、
Px=D(x)
と書き換えたものが、xの需要関数となる。


○企業の利潤最大化問題
・第一段階
費用を最小化する。
C(Y)=wL(Y)+rK(Y)
と等生産曲線Y=F(L,K)の交点が最小点。
・第二段階
最小化したC(Y)を用いて、
利潤π=pY−C(Y)
を最大化。
Yについて微分して、π’(Y)=0とおくと、最終的に
p=C’(Y)
が最大化の条件となる。


可変費用固定費用
総費用は可変費用固定費用にわけられる。
C(Y、K*)=V(Y,K*)+F(K*)


限界費用(MC;Marginal Cost)
C(Y,K*)をYに関して微分した、C’(Y,K*)が限界費用


○平均費用(AC;Average Cost)
C(Y,K*)/Yが平均費用。


○平均可変費用(AVC;Average Variable Cost)
V(Y,K*)/Yが平均可変費用


損益分岐点と操業停止点

Aが操業停止点、Bが損益分布点。


○供給曲線の導出
最適化条件より、p=C'(Y)となるので、限界費用曲線が供給曲線、限界費用関数が供給関数となる。
ただし操業停止点より低い部分は供給曲線とならないことに注意。


○長期
以上は短期の話。
長期の場合、長期費用曲線は短期費用曲線の包絡線となる。
平均費用曲線も同様。
限界費用曲線は、長短の平均費用曲線の接点と対応する短期の限界費用の点をつないだもの。
これが長期の供給曲線でもある。


疲れてきた。



○独占
限界収入=限界費用


○寡占
クルーノー(Cournot,A.A 仏)均衡;互いに反応関数を用いて、利潤最大化。
シュタッケルベルグ(Stackelberg,h.v 独)均衡;先導者と追随者のいるモデル。


もう疲れた。