四十三庵

蔀の雑記帳

映画「A beautiful mind」

傲慢なエリート主義の天才数学者にして、若くして大学教授になりながら、
統合失調症を患ってその輝かしいキャリアを台無しに、結局「ゲーム理論」における貢献で
ノーベル賞を受賞したジョン・ナッシュの生涯を(多少誇張・粉飾・美化して)描いた映画。


二時間十五分という長さもさることながら、
数学用語とか主人公ナッシュさんの話すインテリっぽいこまっしゃくれた台詞がよく理解できなくて、
結局英語字幕→日本語字幕で二回見るはめになった。
後半は割とeasy to understandになってくれたので、英語字幕でもいけました。前半一時間くらいはきっつい。


有名な映画なので、ストーリーをたらたら書いたりはしないけども、面白かった。
まさかルームメイトも暗号解読も全て統合失調症からくる妄想だとは。
後半、精神病を発病してからも面白いんですが、
前半の鼻持ちならない傍若無人な天才っぷりが僕は好きだな。


○気に入った台詞
酒場でブロンド美女をナッシュさんが口説いた台詞。

"I don't exactly know what I'm required to say in order for you to have intercourse with me,
but could we assume that I said all that?
Essentially we're talking about fluid exchange,right?
So,could we just go straight to the sex?"
(君を僕と性行為させるために、どういう言葉を言ったらいいか、僕にはよくわからない。
けど、それを言ったと仮定しようか?
本質的に僕らは「液体」を交換する話をしてるんだよね?
んーと、とっととセックス出来ないかな?)

"Oh,that was sweet..."
(なんてロマンティックなの……)
(呆れ果てた顔で)

僕が女の子でこんな口説き方されたら、結婚すると思いますが、一般的な女性はそうではないようです。
(ちなみにアリシアさんはこれと似たような台詞で結婚します)


こちらは大学で授業をする時

Your comfort comes second to my ability to hear my own voice.
(外の工事がうるさくて、夏の暑い日に窓を閉めたことに対して不満そうな生徒たちへ)
Personally,I think this class will be a waste of your and,what is infinitely worse,my time.
However, here we are.
So,you may attend or not,You may complete your assignments at your whim"
(君達の涼しさなんかより、僕が普段通りの声量で話せることの方が大事なんだ。
本音を言えば、僕はこの授業はムダだと思う、君達の時間の、そして極めて悪いことに、僕の時間のムダだ。
だけどまあ、僕達はこの教室にいる。
出席しようとしまいが、この課題を解こうが、君達の好きにしてくれ)


○同題のドキュメンタリー
「ビューティ・マインド~狂気の天才数学者,ジョン・ナッシュの人生」もみました。
こちらはなんか大した情報はなかったです。
アリシアさんとの離婚の原因になった、男の愛人の話も出てないし。。。
うっすい内容になっております。
実際に若い頃のナッシュさんの鼻持ちならなさは、映画顔負けだったようで、
これは全体的にプリンストン大学のエリート達の傾向だったようだ。
後、当時の精神病院で行われたアスピリン治療だとか、いくつか面白い部分も。
ドキュメンタリーのいい所っていうのは、情報量そのものは大してないんだけど、
映像と音声による情報があって、ぼーっと見てても知識が入ってくるところだあね。