読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

四十三庵

蔀の雑記帳

映画”Slumdog Millionaire”

Slumdog Millionaireを見る。
思った以上にすごい話だった。
本筋そのものは非常に陳腐なハッピーエンドなんだけど、
そこにいたるまでの過程がすさまじい。。。
インドの貧困の描写が気合入っていて、感心した。
主人公はインドのスラムに生まれて、兄弟二人とで育って、途中同じく孤児の女の子を仲間に加える。
ヒンドゥー教とイスラム教の争いの中で母を失い、ゴミ捨て場で生計を立てていたが、三人はある男に拾われる。
こいつがまたろくでもない奴で、子供の目を焼いて失明させて、それで物乞いをさせるという極悪人。
そいつらの元から列車で逃げる時に、女の子を置き去りにしてしまう。
弟はそれを長らく気に病んでいた。
列車でタージマハルに着いた兄弟は、アホな観光客相手に盗人を働いて儲ける。
しかし弟はどうしても置き去りにした女の子のことが忘れられず、彼女を探しに二人でムンバイ(旧ボンベイ)へ。
失明したかつての仲間を見つけて、彼女を見つけることが出来るんだけども、
そこで兄貴が誘拐した連中の親玉を銃で殺す。
その後そいつから奪った金でホテルに逃げ込むんだけど、そこで弟が兄貴に彼女を寝取られる。
結局弟はオペレーターのお茶くみをやることになるんだけど、そこで兄貴の電話番号を知り、かけて、兄貴とコンタクトをとる。
兄貴はムンバイのマフィアの手下になっていた。
彼のあとをこっそりつけて、弟は彼女と再会する。
兄貴は彼女を、マフィアのボスの情婦にしていた。。。
けど最終的に、彼は「クイズミリオネア」に出演し、2000万ルピーを獲得し、有名人になって、彼女と結ばれるという話。
エンディングで、不自然なダンスが入るのは、インド映画へのパロディか。
(実はインド映画は本数だけで言えば、アメリカ以上の量を誇る。
インド映画は、必ずどこかで不自然なダンスシーンが入る習慣になっている)


この映画を見て思ったのが、貧困(poverty)というものの根深さ。
そして貧困層というもののたくましさ。
ストーリー的にはかなりご都合主義なんだけど、それ以上にインドのスラム描写が生々しくて、
むしろそのご都合主義があるからこそ、映画として成立している。


ヒロインの女の子がかわいい。
インド人の褐色で彫りの深い女の子大好き。