四十三庵

蔀の雑記帳

日本人最強の経済学者

経済学はイギリスうまれ、アメリカ育ちと言われ、日本人の学者はあまり名前を知られておらず、
経済学部に入った学生が愕然とします。
日本国内で高名な経済学者さんも、海外では「誰?」という扱いです。
宇野弘蔵は、思いっきりマル経だし、
宇沢弘文はかなり海外でも活躍してるし、
業績も残している割に、冷遇されてる感が否めない。
ノーベル経済学賞も日本人の受賞は0。
これは戦後日本でマルクス経済学が隆盛を極めたのと、
英語圏の文化では日本語での研究の存在感はほぼ皆無であるためだろう。



経済学のメインストリームからやや外れてる感否めない日本の経済学者ですが、
そんな中でも割と世界で評価されている日本人経済学者がおります。
世界の主要経済学術雑誌への論文引用件数は約3000件という、堂々たる実績を誇る人です。



雨宮健


誰?と思った経済学部生も多いでしょう。
日本の学部レベルで扱われることはほとんどないみたいなんですが、
この人が日本人で一番ノーベル経済学賞に近いと言われております。

国際基督教大学(ICU)卒業後渡米。
アメリカン大学大学院修士課程、
ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程を修了して経済学博士号取得。
スタンフォード大学で教鞭を取り、現在は同大学名誉教授。

という人です。
しかし本人の人柄は至って謙虚で、謙虚っつーかアメリカにいるのにそんなに弱気で大丈夫なのか?と思うくらい。

渡辺
先生のDAYのプロフィールを事前に頂戴して拝見した時、こんなに飾らずに率直にご自分のことを書ける方はいらっしゃらないのじゃないかと、びっくりしました。卑下でもなく、ちゃかすわけでもなく。。ありのままの来し方をシンプルに仰っていて…。
雨宮
僕は基本的に自信がないんです。
渡辺
…と伺っても…反論じゃないのですけれど、先生は80年以降に主要な学術誌に論文が引用された数は約3000を超え、2位と大差という実績をお持ちでいらっしゃって、日本でもっともノーベル賞に近づいた経済学者といわれています。それなのに、自信がないと仰るのはどういう意味なのでしょうか?
雨宮
僕は実は、本質的には頭が悪いので自信がないのです。また、僕はノーベル賞をとるのは宝くじのようなもので、あまり価値のあるものではないと思っています。

雨宮
僕は自分に才能があると思っていない。ろくなペーパーを書いていないのに、何故周りが褒めてくれるのかが実はわからないのです。

研究分野は計量経済学とか、理論とか、かなりガチガチの、硬派な分野なので、
「雨宮先生の研究のここがすごい!」という指摘は僕にはちょっと手に余るのでしません。


日本人でノーベル経済学賞とりそうな人々

  • 雨宮 健(スタンフォード大名誉教授)「データ不十分でも確率論で推定して実態に近づく」※'XX年
  • 青木昌彦(スタンフォード大名誉教授)「認知科学における制度論的アプローチを統合」※'98年シュンペーター
  • 宇沢弘文(同志社大社共資本研究センター所長)「二部門成長モデルや最適値問題の宇沢コンディション」※'97年文化勲章
  • 速水佑次郎(政策研究大教授)「農業発展における市場メカニズムの再検討」※'XX年アメリカ農業経済学会賞
  • 林 文夫(東大経済学教授)「マクロ経済の実証分析」※'95年中原賞・'01年学士院賞
  • 清滝信宏(プリンストン大教授)「マクロ経済学のミクロ的基礎付け」※'99年ヨハンソン賞
  • 松山公紀(ノースウェスタン大学教授)「貨幣、補完性、農業の生産性、国家間の経済格差」※'99年Econometric SocietyFellow
  • 神取道宏(東大教授)「経済学に進化ゲームを取り入れた草分けの一人」※'XX年Econometric SocietyFellow
  • 松島 斉(東大教授)「社会選択理論のルールのほとんどが実行可能になることを最初に示した」※'07年Econometric SocietyFellow
  • 藤田昌久(経済産業研究所所長)「空間経済学 都市・地域・国際貿易の新しい分析」※'XX年


○ただ
日本人がノーベル経済学賞とってないっていうか、アジアからまだ一人しか出てないくらいなんで、
別にそんなあれなんだけど。(ちなみにその一人はインド人)
やっぱりアメリカとイギリスが強いんで、もし日本人で「ノーベル賞とったるで!」という人は、
留学して、むこうで研究しないと難しいかも。
アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞
List of Nobel laureates in Economics