四十三庵

蔀の雑記帳

舞城王太郎「阿修羅ガール」

減るもんじゃねーだろとか言われたのでとりあえずやってみたらちゃんと減った。
私の自尊心。
 返せ。
 とか言ってもちろん佐野は返してくれないし、自尊心はそもそも返してもらうもんじゃなくて取り戻すもんだし、そもそも、別に好きじゃない相手とやるのはやっぱりどんな形であってもどんなふうであっても間違いなんだろう。

小説家が、「頭の悪い主人公」を書こうとすると、
往々にして何となく白々しくなって、「馬鹿がこんな口調でしゃべるか」って話になる。
この小説は十分に頭悪そうに喋ってる。


なんかそんな真面目に読む小説じゃないんで、ストーリーをくだくだ書いたりはしない。
「軽妙な語り口に乗って最後まで一気に〜」みたいな人が多いらしいが、
僕の場合途中から退屈しはじめて、何度か苦痛を感じながらも、最後まで読んだらまあまあ面白かったかな、という感じ。