四十三庵

蔀の雑記帳

谷岡一郎「確率・統計であばくギャンブルのからくり」

確率論と統計学を使って、ギャンブルを考えようというブルーバックス
数学的にそんなにエグいものは出てこないんで、高校数学レベルでなんとか読めると思います。


個人的に興味があるテーマに、
「パチンコが数学的に見てどのぐらい損をするのか」
というものがあるんだけど、この本によると、
パチンコの期待値は97〜98%ほど。
意外と悪くないのである。
「じゃあパチ屋の膨大な利益はどっからでてるんだ」
というと、別にこの期待値で十分あの利益が出るようになっている。
というのは、参加するプレイヤーがべらぼうに多いから、大数の法則が働いて、
たとえばパチンカスどもが100億円つぎこんだとしたら、2〜3億円くらい稼げる計算になる。
でももっとぼったくってると思ってたので、意外でした。
二、三回行くくらいなら大した損害にはならないんだね。
(もっとも通いつめると、100%損しますが)


ちなみに、日本のギャンブルは恐ろしく期待値が低いです。
アメリカのカジノなんかの期待値は、ほぼ90〜99%くらいになっていて、
(これも理由は同じで、プレイヤーの数が多いから、リターンを少し多めにできる。
日本はパチンコ以外のギャンブラー人口は少ないから、しょうがないっちゃしょうがない)

宝くじ 46.8%
toto   50%
公営レース(競馬) 75%

えっぐいですよね。


この本の恨みは、データの出典が書いてないことですね。
果たして妥当かどうか。