四十三庵

蔀の雑記帳

草食ってる場合じゃねえ?

そもそもあんまり僕は草食化とか内向き志向とかいう若者批判が好きではなくて、
あんまりそれについて書きたくもないんだけれど、このままではますますこの耳障りな言葉が
無批判に蔓延していくことになるので、少し書く。


実は男の草食化は経済的観点から説明できる。
「失われた二十年」の中で、平均所得は確実に下がっていて、
とりわけ若年層には非正規雇用率が急増している。
厚生労働省でもなんでも、ちょっと探してもらえばすぐに悲惨なデータが出てくると思う)
別に恋愛に至るのに所得は絶対必要って訳でもないけれど、
一夜のアバンチュール(死語)を楽しむためには、それなりの金額が掛かる。
それすら払えない程日本人が窮乏化してるってことはないだろうけど、
貯金がなくて、先行きも不安な状態で、なかなか連日連夜遊び歩くという気にもなれないだろう。


女の肉食化に関しては、文化的な理由と、経済的な理由だろう。
テレビや女性誌、映画の垂れ流す「理想の女子」は性行為しまくりなので、
よーし私もやったるで! というのが文化的な理由。
男女平等のもたらした一つの悪習といってもいいかもね。
経済的な理由としては、「女」そのものの価値が下落しているんだと思う。
バブルで株・土地の価格が暴騰して、現在まで下落し続けているのと同じように、
「女」という資産(負債?)も下落し続けている。
もちろん実際に金で取引されている訳ではないから、自明ではないけれど。
特にアラフォーなんて言われる世代は、バブルの価値観を引きずりながら、
自らは完全に不良債権化しているので、頑張って売り込まんとあかん訳や。
下の世代はそれを見習う。
(女性誌の編集員の年齢層を想像してみよう!)
そら肉食化もするで。


と、かくのごとく経済的観点から説明すると、
肉食化も草食化もすっきり説明できるんだなこれが。
若者の「内向き」も「草食化」も、ほぼほぼ合理的に説明できるでしょう。
ずぶずぶ沈んでいってる船の上で、
「もっと外に出て行け!」
「積極的になれよ!」
と言われてもそれはどだい無理な話なのでは。。。
よっぽど社会が見えてない、あるいは見ようとしていない人の言うことだと思うんだけどな。