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四十三庵

蔀の雑記帳

ノート;ミクロ経済学1(ミクロ経済学の設定)

資格・勉強 経済

●経済学史から
ミクロ経済学マクロ経済学の違いは、経済学史的に考えるとよくわかる。
参照


・古典派(Classical school)
アダム・スミスリカードなどの経済学者によって発展した。

新古典派(Neoclassical school)
古典派に基礎を置きつつも、メンガーワルラス、マーシャルなどの経済学者によって新たに発展した。

ケインズ経済学(Keynesian school)
ケインズによって、利子や貨幣需要など、かなり革命的な概念が導入された。

新古典派総合(neoclassical synthesis)
ヒックス、サミュエルソンなどによって、新古典派理論とケインズ理論の折衷を図ったもの。
現在の経済学のメインストリーム。


この新古典派総合によって、
新古典派ミクロ経済学
ケインズ経済学→マクロ経済学
と統合が図られた。
現代のマクロ経済理論はミクロに前提を置いている。


「個々の経済主体の意思決定」を扱うのがミクロ。
そしてそれを「前提として」「経済全体の分析」を扱うのがマクロである。
なんでそんなけったいな分け方をするかっていうと、上のような歴史のため。


●経済主体
経済活動を考えるとき、その最小単位は何をとればいいだろうか。
ミクロ経済学では、三つの経済主体に区分する。

家計
企業
政府
の三つである。
そしてこれに加えて、海外との輸出輸入を考える。


「家計」というのは、=個人ではない。
「経済活動」を考えた時、たとえば小学生を一つの経済主体と見るには無理がある。
そこで「個人」ではなく、「家計」を最小単位と見る訳である。
だから一人暮らしの社会人であれば、家計=個人と考えていいから、完全な間違いという訳ではないんだけど。


●それぞれの「目的」
家計は「効用」(utility)を、
企業は「利潤」(profit)を、
政府は「社会的厚生」(social welfare)を最大化するのが目的である。
効用って何? 社会的厚生って何? というのは後述。


そこで経済学ではどう考えるかというと、
それぞれの目的に応じて関数を立てて、その数学的な最適化問題として記述する。
(だからこれがよくわからないとあんまり経済学面白くないと思うんだろうけど・・・)


●貿易は?
実は上記のミクロ経済学モデルだと、貿易は必ずしも必然ではない。
ぶっちゃけ国内で何かも賄えるような国であれば、貿易なんてめんどくさいことはする必要がない。
ただそういう国(アメリカを想像してもらいたい)であっても、貿易を行えば更に豊かになれることを後述する。


●今後の予定
ノート;ミクロ経済学2(家計の効用最大化問題)
ノート;ミクロ経済学3(企業の利潤最大化問題)
ノート;ミクロ経済学4(政府の社会的厚生最大化問題)
ノート;ミクロ経済学5(国際貿易論)
情報の非対称性環境経済学などもまとめるかも。