四十三庵

蔀の雑記帳

大村敦志「生活民法:暮らしを支える法」

昔「法律学」という講義をとったときに教授が薦めてた本を、
今さらながら読んだ訳だけれど、面白かった。


東大法学部で民法の入門書として扱われているらしいけれど、
僕のような法学に何の興味も知識もない人間でも楽しめる、良質な知的娯楽本だと思う。
各章の終わりに「三四郎」を使ったコラムを載せてて、それがなかなか面白い。
単に法律を無機質に扱うんでなくて、
むしろ実際の生活であるとか、人間の営みとかに対して、
法律をどのように設定していくべきかという視点で書かれているので、
著者の視野の広さが伝わってくる。。
民法っていうのは「色と金」の話なので、経済の要素も当然入ってくる。
世の中の見方について、重大な示唆を与えてくれる、いい本だと思うね。
騙されたと思って読んでみよう。