四十三庵

蔀の雑記帳

カイザー・ファング「ヤバい統計学」

「ヤバい○○学」というシリーズは、別にそういうシリーズがある訳でなくて、
日本の訳者が商売繁盛のためにアホで知的コンプレックスを持った社会人とかにでも
手をとりやすいようにするためにそういうタイトルにしてるだけであって、
どうなんかとは思うんだけど、まあそうでもしないと売れない現状なのだから仕方ない。


統計学の現実への応用例を書いていて、その例がなかなか面白い。
統計学のテクニカルな話はあんまりないので、
教科書には使えないだろうが、モチベーションにはなるだろう。
・ディズニーランドのアトラクションの待ち時間と交通渋滞
O-157とクレジットカード
・大学入試(SAT)と災害保険
・ドーピング対策と嘘発見器
・飛行機墜落事故と宝くじ
一見関係なさそうに見える二つの問題だが、実は統計学的には同じ原因で起こっている。
「ディズニーのアトラクションは平均利用者数を収容できるだけの規模にしたとしても、
分散があるので、必ず待ち時間はできる」という主張に驚いた。