四十三庵

蔀の雑記帳

ユーロ圏首脳会議(2011/7/21木)

●首脳会議結果
○EFSF拡充

 【ブリュッセル=瀬能繁】欧州連合(EU)のユーロ圏17カ国は21日に首脳会議を開き、ギリシャへの第2次金融支援(追加支援)の合意に向け最終調整した。金融安全網としてすでにある欧州金融安定基金(EFSF)の機能を拡充。ギリシャ国債を持つ民間金融機関などから買い戻せるようにする案が有力となっている。買い手の乏しいギリシャ国債の市場をテコ入れし、信用不安を和らげるのが狙いだ。


 追加支援の総枠に関しては、EUと国際通貨基金IMF)が昨年5月に決めた1100億ユーロの第1次支援とほぼ同規模となる見込みだ。


 一方、首脳会議の声明案などとして伝えられた情報によると、新しい支援策の柱は総額4400億ユーロのEFSFの機能拡充となる。EFSFは基金としてユーロ圏諸国の政府保証を裏付けに債券を発行。調達した資金アイルランドポルトガルに融資してきた。ユーロ導入国の新規発行国債も購入できるが、新たに市場から既発債も買い戻せるようにする方向だ。


 EFSFによる域内銀行への資本注入も可能にする見通し。ギリシャアイルランドポルトガル向け融資の返済期間を現在の7年半から15年以上に延長するとともに、融資金利の引き下げも検討する。債務危機国への融資条件を緩和するのが狙い。危機に陥っていない国にもEFSFが予防的に融資できる制度を創設する案も出ている。


 首脳会議に先立ち、ルクセンブルクのユンケル首相(ユーロ圏財務相会合議長)は、国内総生産(GDP)比で約160%と巨額の債務を抱えるギリシャ債務不履行となる可能性を「排除しない」と明言した。

ギリシャ追加支援

 【ブリュッセル=瀬能繁】欧州連合(EU)のユーロ圏17カ国は21日の首脳会議で、財政危機に陥ったギリシャに総額1600億ユーロ(18兆円)程度の第2次金融支援(追加支援)を行うことで合意した。EUと国際通貨基金IMF)による公的支援は1090億ユーロで、EU域内銀行など民間投資家はギリシャ国債への再投資などの形で370億ユーロ負担する。世界の金融市場の不安要因となっていたギリシャ支援問題はいったん決着した。


 投資家が一定の負担を被る支援の決定を受け、格付け会社ギリシャの格付けを債務不履行(デフォルト)と認定する可能性がある。EUは民間が再投資する国債に一定の保証を付けることで合意。欧州中央銀行(ECB)がギリシャの民間銀行に短期資金を供給する際に担保として受け入れやすくし、債務不履行を実質容認した形だ。


 支援は国内総生産(GDP)比で約160%と巨額の債務を抱えるギリシャ政府の利払い負担を減らす狙い。EUなどがギリシャへの金融支援を決めるのは2010年5月に次ぎ2回目となる。


 金融安定網である欧州金融安定基金(EFSF)を通じたEUとIMF公的支援は、追加融資が柱とみられる。さらに、EU・IMFは第1次支援分を含め、ギリシャ向け融資の返済期間を現在の7年半から15〜30年に延長する。年4%以上だった融資金利も年3.5%程度に引き下げる。


 民間金融機関は(1)既存のギリシャ国債を期間30年程度の新規の長期国債と交換(2)保有するギリシャ国債の償還後の再投資――などの選択肢から、ギリシャの債務削減に自発的に協力する。これとは別に、ギリシャ政府が民間からギリシャ国債を買い戻す費用を126億ユーロ程度見込む。


 EFSFの機能強化も柱だ。ギリシャ国債の市場での需給改善を念頭に、金融市場で既発債を購入できるように制度を拡充。IMFの制度を参考に、EFSFが危機に陥っていない国にも予防的に融資できる制度を創設するほか、域内銀行の公的資金注入にも活用できるようにする。


 ECBのトリシェ総裁は記者会見で、ギリシャ債務不履行と判定される可能性を「事前に判断しない」と明言を避けた。ただ、今回の支援について「ユーロ圏の金融安定を確保する約束を再確認した」とギリシャ国債を担保として容認する意向を表明した。

●これをうけた為替相場の反応
ユーロ円は急上昇。
113円台を回復した。
一方ドル円はデットシーリング懸念で下落していて、
そもそも根本的解決ではないので、上値は抑えられている模様。
一応欧州債務懸念は多少回復している。
当分の間は112〜115円くらいで推移するのではないか。
七月中は上目線で確定なんだけども、格付け会社の行動・デットシーリングが懸念材料。
格付け会社は「民間投資家への負担=デフォルト認定」路線確実

【ロンドン=松崎雄典】欧米系格付け会社フィッチ・レーティングスは22日、欧州連合(EU)のユーロ圏17カ国がギリシャに対し、民間投資家が一定の負担を被る支援を決定したことを受け、民間負担の仕組みが実際に発動された場合、ギリシャ格付けを一部の債務が履行されない「制限的デフォルト」に引き下げるとの声明を出した。


 デフォルトと判断されれば、先進国で第2次世界大戦後初めてとなる。

●僕の見解
今回の決定は完全なる弥縫策であって、本来何一つ解決していないと評価されておかしくないんだけど、
相場がこういう動きをしている以上は仕方なく手を引くことにしました。
欧州金融安定基金(EFSFなんてカッコいい名前で呼ばれるようなモンではない気がしますが)は、
今まで有名無実な存在であったのが、今回の会合で多少機能が強化されたのは、
確かにユーロにとって大きなプラス材料です。


しかしユーロゾーンの危機の根本にあるのは、ヨーロッパの、
経済停滞中にも関わらず社会福祉資金を使い過ぎている現状にあります。
家と国家は違うとよく言われるけれど、敢えて家に例えるなら、
夫の稼ぎが頭打ちになって年収500万でやりくりしていかないかん家計状況で、
妻は子供を私立学校にいれて、高級マンションに住み続けて、贅沢三昧している感じ。
当然それが立ち行かなくなって、借金がかさんできて、
「返せませんどうしよう!」という状況に陥っているのが、PIIGS諸国です。
別に普通の国であれば、仮にデフォルトになったとしても、
受ける混乱はあくまで金融市場から波及してくる効果だけですむんですが、
ユーロという統一通貨を採用してしまったせいで、年収1000万で賢く贅沢してたドイツまで
運命共同体的に足を引っ張られている訳です。
大元の原因は「金が足りない」という、単純にして解決が極めて困難というかほぼ不可能なことです。
そりゃドイツ・フランスが破産するまでギリシャアイルランドポルトガルに低金利融資を続けるんであれば、
欧州債務問題も解決するかもしれんけど、そんなアホな話ありますか。


まあ根本的な解決が不可能だってことぐらいは僕のような一介の学生でもわかるんだから、
EUのお偉方はわかってて、その上でソフトランディングを図ってるのだと思います。
ソフトランディングの方法としては今回のアレは上々な気もします。
というか難しくてパッと見よくわかりづらいので、
市場も反応しづらいんでないかと思います。


ユーロ円のレンジ相場は僕にとって鬼門でして、
昨日一昨日の二日で10万以上の損失をだしてしまったので、
このままでは利益を全部散らすことになると判断して、もうFX口座から全て資金を引き上げ、
夏休みの活動費にあてることとしました。
結局トータル約20万くらいのプラスで終わることが出来たのが不幸中の幸いですが、
こういういきさつで終わったので、全然勝った気がしません。
FXのトレード手法についてはまた別に記事を書きたいですが、
いずれにせよ今の手法で儲けることが出来たのは暴落の時に「たまたま」上手く乗れたからで、
長期になればなるほど損失をふくらませていく手法であることを昨日一昨日で確信しました。


今後は多少気楽な立場から為替相場を観察していたいと思います。