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四十三庵

蔀の雑記帳

加藤 弘之「現代中国経済論」

中国経済がアメリカ経済や日本経済と違ってイマイチ理解しづらいのは、
民族・文化の多様性にあるのだと思う。
本来一つになるべきでない民族が「中華人民共和国」という巨大な国家に押し込められている。


一つ発見だったのは、中国の人口問題が既に変化していることである。
つまり、今まで人口の増加を抑えるために一人っ子政策をとってきたが、
既に先進国となりつつある中国では出生率が頭打ちになっており、少子高齢化が着々と進行している。
一人っ子政策は色々な点でゆがんでいて、人口抑制という所与の目的は達成したけれど、
たとえば農村では跡つぎとして男が欲しいので、女の子が産まれると中絶したり遺棄したりした。
そのせいで若年世代は男女比がおかしなことになっていて、
それがまた少子化に加速をかけていくだろうと思われる。