四十三庵

蔀の雑記帳

金と幸せ

有名なコピペ。

メキシコの田舎町。
海岸に小さなボートが停泊していた。メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。その魚はなんとも生きがいい。
それを見たアメリカ人旅行者は、「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」 と尋ねた。

すると漁師は「そんなに長い時間じゃないよ」と答えた。

旅行者が 「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」と言うと、
漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。

「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」と旅行者が聞くと、
漁師は、「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」

すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。

「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。
いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。 それであまった魚は売る。お金が貯まったら大きな漁船を買う。
そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。
そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。
その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し、ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。
きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」

漁師は尋ねた。

「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」  「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」  「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」
と旅行者はにんまりと笑い、 「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」

「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、
日中は釣りをしたり、子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって過ごすんだ。
どうだい。すばらしいだろう」

お金は本当に人を幸せにするのか?…お金と幸福の関係について考察
真理だね。
ただまあ、こういう話に騙されて、金稼ぐのを放棄して苦しむ人もいるんだろうけど。

幸福を人生の最大尺度にする奴は嫌いだね。
ブータンの幸福最大化社会というのも嫌いだし。

金に執着する人間には色んなタイプがいるけれど、
大抵は人間性に欠陥があって、他人と仲良く楽しく幸せに過ごすことができないという部分は、
程度は重度から軽度まであるだろうけど、共通しているように思われる。
おっとあんまりそういうこと言うと、資本主義の利己主義が結果的に富を増大させて、
豊かな社会が実現するのだから、利己主義は絶対なんだ、という説教をされちゃいますね。

僕の人生は何を目的にしてるんだろうなあ。
金でもないし幸せでもないし。


(関連)
お金が人を幸福にしない理由:心理学実験から
こちらはもっと理論的な話。
金が増える→感覚がその状態に適応する→喜びは平均化される
という風な理屈。