NPOっつーのがあるんですよ。
日本語だと非営利法人っていうんでしょうか。
Non Profit Organizationの頭文字とってるんですけど。
割と僕ボランティアや非営利活動が嫌いでして、きっとみなさんも嫌いだと思うんですが、
しかし社会的意義は認めなければいけないと最近は思っておりまして、
じゃあもしNPOで働くとしたら、給与水準はどんなもんなんだろうかとふと気になって、調べてみました。
- 数
内閣府の統計によると、2011年11月末の時点で44,053件承認されているようです。
グラフにすると年々右肩上がりに増えておりまして、ええ。
- 不人気
ところがこれだけ就職難が叫ばれる雇用環境でも、あんまNPO法人に意識が行く学生が少ないのは、
各NPO法人の社会的認知度がほとんどなく、存在そのものを知らないこと、
そして仮に知っていたとしても給与水準が低くて、新卒の就職先としては選びがたいという二つの理由でしょう。
- NPOの収益源
の三つです。
助成金・補助金がどのぐらいもらえんのかっていうのが気になる所ですが、
2011年9月締め切りのNPO法人向け助成金
で、結構ざくざく助成金情報は出てくる。
助成金の場合、あくまで給付する側が「善意」で給付する資金で、
要件さえ満たせば割と簡単にもらえるのに対して、
補助金は、給付した金を目的通りに使っているのか、厳格な審査基準がある、という違いがあるようです。
助成金情報はわりかしネット上でも拾えるけども、補助金は役所の窓口いかないと条件が見れないみたいです。
(参考)
「補助金」と「助成金」の意味の違いは何でしょうか?
- NPO職員の平均給与
こちらから数字は引っ張ってきてます。
・NPO(N=660)
グループ | 正社員平均年収 | 非正規社員時給 |
給与が高いグループ | 301.1万円 | 1,090円 |
低いグループ | 173.5万円 | 759円 |
(参考)規模5〜9人の民間企業 | 362.3万円 | 911円 |
(参考)10〜99人 | 393.7万円 | 885円 |
特に正社員として務める場合、給与水準は相当低いのを覚悟しないとダメでしょう。
新卒の若者がNPOに務める場合、
「給料二の次で社会貢献と自己実現したいんだ」
という方じゃないと、ちょっと容認できないんじゃないでしょうかね。(了)
- 参考サイト
① NPO法上、役員(監事を含む)に報酬を払ってもよいのは役員総数の1/3以内である(労務の対価は役員報酬に含めない)。
② NPO法では利益の分配が禁止されている。①の規定もその脱法行為を防ぐ趣旨である。(以下略)
若年層NPO・NGOスタッフ就業実態調査 調査報告書
細々したアンケートがいっぱいあって詳しい。