四十三庵

蔀の雑記帳

就活と地方大学

最近はES(エントリーシート)提出や説明会など何かと忙しく、
以前のようにブログを一日一記事のペースでじっくり書くのはなかなか難しくなっております。
そんな中でも隙あらば更新していきたいとは思ってるのですが、
一つ一つの記事が短め・浅めになるのはやむを得ないと思われます。*1

まだ面接は僕自身経験してないので、現時点で就活の記事を偉そうに書くというのも、と思ってるんですが、
現時点で率直に感じてることを書こうかな、と思います。

  • 高校生のときには見えなかった「地方大学の就活のキツさ」

大学受験って何考えて大学選んでましたかね?
おそらくは偏差値が60%、イメージが30%だったのではないでしょうか。
大半の受験生がそうだと思うし、僕もそうでした。

「行きたい大学」というよりは、(勉強すれば)「行ける大学」「行けそうな大学」をチョイスしたのではないでしょうか。
もちろん「それではいけない」「偏差値以外の面も見なければ」と進路指導で教師どもからありがたいお言葉を賜って、
オープンキャンパス行ったり、学園祭行ったりしたんじゃないでしょうか。
結局それは限りなく幻想に近い「イメージ」を膨らませるだけで、
森見登美彦的に言えば「薔薇色のキャンパスライフ」的イメージを悶々と抱くだけであり、
大学の実像とは程遠いモンなんじゃないでしょうか。

偏差値とイメージで大学選びの90%が決まるんですが、
後の10%が家計状況とか、家からの距離だとか、そういうもので選ぶ訳です。

で、高校生んときも、思い返してみればチラッとは誰かが
「東京以外の大学選ぶと、就活のときに苦労するぞ」
と言ってたような気がするんですが、どの程度受験生が認識しているか。
僕は受験のときは完全に教師になる気マンマンで、そこまで考えてなかった。
受けた大学の立地もホントにバラバラだったけども、受けた私立大学は割と都心にあるトコで、
結果的にそこに通うことになって、就活ではかなりの得をしています。

  • 都市からの距離

日本の大企業・優良企業の本社は東京都心に密集しています。
仮に創業が地方だったとしても、それなりに利益出したタイミングで、東京に本社をドカンと構えてしまいます。
説明会や面接は、ほとんど東京でやります。
関西の人のために、大阪・京都で同時開催することもよくあります。
ただ大阪・京都の人から見ると、それでも「東京の方が多い!」という印象になるようです。

ホントに全国的に展開している企業だと、「名古屋・札幌・仙台・福岡」というエリアが加わってくるんですが、
僕が今まで30社ほど見たところでは、「大企業の中の大企業限定」という感じですね。

重要なのは、都市(東京・大阪)へのアクセスでして、
これをいかに確保するかが、地方大生の就活の死活問題になっているように見受けられます。

実家が都市周辺で、大学は地方という場合は、そんなに問題がないんです。
でもそのパターンはあんま多くない。
友達・親戚の家に就活中は泊まる、っていう荒業もあるけれど、
この人と人とのつながりが希薄になった日本社会でそんな厚かましいこと出来る人もまたそう多くない。
そうなると往復1000円〜2000円という額が、一度の説明会で吹っ飛んでいく。
金もキツいが、それよりも移動時間で失われる時間はもっとキツい。
たかが2時間前後の説明会のために2時間以上費やすハメになる。
遅刻もしやすくなるし、モチベーションも下がる。
純粋に地方の風光明媚な環境で育ってきた学生には、
都心のあのクソみたいな鉄道環境は就活ではじめて体験することになるだろうから、それもまたストレス要因になる。

ただでさえ就活で神経質になってるトコに、そういうストレスが加わるんで、キツい。

  • 具体的には

僕は実家が川越にあり、大学は東京という形で、定期が結構効くので、
交通費の面では抑えられてる反面、時間の節約ということにはあまりなっていない。
そのせいで地方大学生にかなり同情的になっているのかもしれない。
(地方大生から見れば「お前はまだ恵まれてる」と言われてしまいそうだが)

就活のときに距離的にキツくなる主な関東圏の大学は、名前を出すと、

一橋大学
中央大学(多摩キャン)
横浜国立大学埼玉大学千葉大あたりの国立
筑波大学

あたりですね。
いずれも素晴らしい大学だとは思うんですけど、就活のときに苦労するようです。
(実際そこの学生に会った時によく苦労話をきかされる大学名をあげています)
個人的には、この辺りの大学は(※一橋は例外)偏差値の高さに対して、あんま就職実績がそこまでよくないと感じます。*2

それは学歴・学閥云々じゃなしに、「都心からの距離」っていう問題が大きいような気がしています。(了)

*1:まあ、でも、そんな、今までの記事が熟考の末に練られた長文だったかというとアレですが

*2:いやもちろんいいトコ行ってますが、入学難易度を考えると、もっといいトコ行くべきだという意味ですので誤解なきよう