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四十三庵

蔀の雑記帳

社会人の間の経験至上主義

就活 論考

今日も就職活動をしながら感じたことの記事なんですが。

社会人の方々は「経験」を非常に重んじるんだなあ、と感じた次第です。
ESでは「○○しました。ここから私は××を学びました」は一つのテンプレになってる訳なんですが、
社員座談会みたいなものでの社員の話も大体「○○しました」っつ〜話であって、
あんまその裏の思想とか哲学とかは語らないんだなあ、という印象です。

「語りえないものは語らない」という姿勢なのだとは思いますが、
この辺も、人文科学と民間企業の親和性が低い一因になってるんでしょうかね。

思想・哲学を抜きにするというより、あんま科学全般を重んじてない気がしますね。
かねどーさんみたいに「反知性主義」とかいうとカッコいいんでしょうけど、
そこまで仰々しい話じゃなくて、「経験至上主義」*1程度の言葉でいいんじゃないかなあ。
基本的に社会人は大学で大して勉強しなかった人々がボリューム層になってる訳で、
そういう人々のつくる文化っていうのはどうしてもそうならざるを得ないんでしょう。
コンサルとか銀行の一部*2とか、保険のアクチュアリー、化学・鉄鋼・繊維・自動車・電機・ITあたりの技術者など、
日本でも割と知性を重んじる文化がある業界もあって、ただ文系で知性主義の人々が「この先生きのこる」職業探そうと思うと、
結構キツいものがありまして、日本でそういう道に進みたいなら、学者かシンクタンクかコンサルか、
公務員試験か弁護士・会計士ぐらいしか道がない訳です。

僕はそこそこ頭使って、そこそこ現実も見て、っていう「中庸」的スタンスがいいなあと思ってるんですけども、
なかなかそういう職場は文系にはなさそうですね。

あ、別に「経験至上主義」が悪いという趣旨ではなくてですね、
現実として「そういうのが蔓延してるみたいですね!」というのがこの記事の趣旨です。

*1:経験主義っていう言葉は神秘主義の対義語なんですけど、まあ快楽主義とかも普通に「キモチいいこと好きな人」みたいな意味で俗に使われてますし

*2:投資銀行、政投銀、日銀、メガバンの一部の人々