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四十三庵

蔀の雑記帳

日本で電子書籍はなぜ流行らないか?

仕事

スマホタブレットを買って、電子書籍読みたいなーと思って、色々よさげなトコを探してみた。
けれどイマイチここがいい!という電子書籍サービスが見つからなかった。
iphoneやGooglePlaystoreで売ってるのそのまま買ってもいいんだけど、値段が高い。
紙の本とそんなに値段が変わらないのであれば、紙の本を買おうか……となってしまう。

電子書籍が来る!」と言われて久しいけれど、身近であまり積極的に電子書籍を活用している人を見ない。
たまにKindlekobo*1を買って、電車とかで読んでる人を見かけるくらいだ。

今日本の電子書籍のプラットフォームはこんな状況になっている。

群雄割拠状態で、どこが勝ち抜けるのか、このまま混戦が続くのか、先が全然読めない。
なので、この中からどれか絶対にサービスを続けてくれる信頼できるプラットフォームをえらぶのが困難だ。

  • 日本の出版制度

なんで日本の電子書籍プラットフォームがこんなに細分化してしまうかというと、どうやら出版制度によるものらしい。

【日本】
著者との契約は「口約束」「暗黙の了解」がほとんど
出版社は「著作権」を持っていない
デジタル化する場合には改めて著者の許諾が必要。
なので雑誌は特に大変(カメラマン、イラストレーター、デザイナー等)
委託制(売れなければ返品)
再販制(価格は変えられない)
取次中心の流通システム(書籍も雑誌も一緒)
本の価格は安い(大量流通でコスト減)
書店数多く、本を手に入れやすい環境
【アメリカ】
契約社会のアメリカではまず「契約書」を交わす
オールライト(全ての権利)を取りにいくのが基本
なのでデジタル化の際、許諾を得るのは出版社だけでいい
本は書店の買い切り制
価格は変わる。新刊ハードカバーもバーゲンに
書店と出版社が直接やりとり(取次は補助的存在)
雑誌はほとんどが定期購読である(書籍とは別流通)
本の価格は高い(ハードカバーで2600円程度)
書店の数は少ない

ITは、あくまでコンテンツを流通させるシステムでしかなくて、コンテンツは別からとってこないといけないという問題がある。
電子書籍も、流通させるシステムとしてはすでに確立してるんだけども、肝心のコンテンツが出版制度によって守られている。
ここを解決すれば、使いやすい電子書籍サービスが作れそう。

  • 参考

電子書籍情報まとめノート
今の日本の電子書籍が本当の意味で普及しない理由

*1:クソ端末