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四十三庵

蔀の雑記帳

売れる音楽:マイナー路線を装って全力でキャッチーな曲をつくる

音楽

就職してから本当に世の中の流行がわからなくなった。
「社会人」などというが、完全に社会から隔離されてる感覚しかない。
別に会社で働いたからといって経済がわかるわけでもないので、ただただ会社に詳しくなっていくだけなので、
社会人というかただの会社員なのだろう。

だから、最近売れてる音楽とかも正直全然わかんない。
自分がマイナーだと思ってたバンドが、もう十分テレビ出てたり、
(たとえばでんぱ組とか地下アイドルみたいなもんだと思ってたら
auのCMに出てたりバラエティ出てたりすげーメジャーになってた)
よくわからない現象が起こる。

  • ヒットの法則が変わってる?

ゴールデンボンバーももクロが売れたときから感じてたんだけど、
J-POPのヒットの法則が変わってるような気がしてならない。

マイナー路線を装って全力でキャッチーな曲をつくる

というのが、今の音楽界で売れる傾向がある気がする。
音楽的にマイナー路線だと売れないし、雰囲気までキャッチーだと見向きもされない。

漫画や映画やドラマも、微妙にそういう傾向はあるのではないか。
所謂「王道」をつくろうとすると、コケる。
「ああ、またその手か」「またその展開かよ」となってしまうようだ。
ミュージシャンで言えば「ああ、またこの系統かよ」と。

とはいえ、大衆も本当にカルトな文化を求める程感性が疲れてはいないので、
感性の部分ではベタベタにキャッチーなモノを欲している。
ゴールデンボンバーが作ってる曲も、エアバンドとかパフォーマンスとかを抜きにすれば、
J-POP黄金期の売れ線V系に影響されたベタベタなメロディだし、
ももクロも音楽的にはJ−POPな感じがする。

メインカルチャーサブカルチャーの境界はよくわからなくなってる。
J-POPのメインカルチャーが果たしてEXILE浜崎あゆみなのか、
はたまたAKBや嵐なのか、いやいやサザンミスチルB'zなのか、よくわからない。

依然の音楽業界なら、インディーズの人気者で終わってた雰囲気のバンドが、
最近はメジャーデビューして、そこそこ売れるようになっている。
(1〜2年で消えてるような気もするが……)

1.ポップミュージックが成熟した
今みたいな歌やギター中心のポップミュージックが成立したのは、
まあ古く見積もっても第二次世界大戦前後だろう。
なんやかんやで60年以上の歴史ができている。
古くはビートルズ美空ひばりにはじまり、
松田聖子山口百恵のアイドル全盛期、フォーク・シンガー、
ロック、ビジュアル系、ラップ、ミクスチャー、エレクトロニカ……

ほとんど売れ線の主要なパターンは網羅したのではないか。

2.インターネット
インターネットの恩恵で、情報の選択肢が増えた。
依然ならCDショップにないミュージシャンの音源は、手に入れるのが難しかったが、
今はインディーズでも公式HP行くと情報が得られる。

ゴールデンボンバーもテレビ出る前は、ニコニコ動画で動画アップして、初期は知名度をあげていた。
音源が手に入ることもそうだし、バンドの情報が色々入ってくる。
インターネットの文化は、大衆文化にどっぷり浸ってるよりも、
より通っぽい趣味が勝つ傾向があるので、「マイナーなんだけどいい音楽やってるこのバンド知ってる俺つえー」みたいな、謎の需要がある。*1

3.音楽業界全体の流通が減った
握手券つけないとミリオンセールスが出なくなったので、
B'zミスチルサザンみたいな圧倒的なセールスを持ってるバンドがいなくなった。
そのため、10年前であればスピッツくらいのポディションに居たバンドが、
相対的にセールス落ちて、マイナーバンドの立ち位置にされている。
逆に、以前であればインディーズのまま解散というバンドも、
レコード会社がプッシュしてメジャーデビューさせる、という例も増えている。

4.マイナー路線でカッコつける行為がカッコいいと見做されなくなった
昔はなんか「売れ線に走ることは恥で、本当に自分のいいと思う音楽をやって、ファンを増やす」みたいな、
硬派なバンドがインディーズとかで活動してて、
それはそれでカルトな人気があったりした感じがあるんだけど、
最近はそういうバンドはインディーズですら活動できなくなってて、
「売れること」に対して、斜に構えるポーズをとる余裕すらなくなったのではないかなあ。

  • 具体的に最近聴いている若手バンド

キュウソネコカミ
僕が今一番推してるバンドかもしれない、
2009年に就職活動を諦めた大学生が結成したバンド。
兵庫県出身。

歌詞は2ちゃんねるTwitterに居そうな男が抱いてる世界観で、*2
曲はサカナクションとかに近い、ダンサブルなロック。
立ち位置的にはユニコーンに近いのかも。

・ビビった

ファッションミュージック鳴らせないと
生き残れないこの世界では
俺が何か叫んだ所でキャッチーじゃないと
誰も聴かない

さぁみんなで手を振って、さぁみんなで踊ろうよ
メジャーに行って1、2年で消えるバンド多過ぎクソワロタ
動員無いのにゴリ推し出演、フェスの舞台で大惨事
消費されて飽きられる前に
売れたいマジでビビった

歌詞だけ見るとアレなんだけど、ボーカルが何気に歌上手いので、中和されてる感はある。
・ファントムヴァイブレーション

・サブカル女子

パフォーマンスはゴールデンボンバーっぽいんだけど、
同じ客の笑いをとる路線でも、Twitterとかネット上でしかウケないタイプの笑いなので、
テレビ出たりできんのか心配。

ゲスの極み乙女。
バンド名のインパクトだけで売れてる感もある。
ボーカルの歌声が気持ち悪いことに定評がある。

これもダンスロックっぽい曲調。
全体的に繊細な世界で、サブカル野郎が好きそうなギャグが入る。
(僕はサブカルじゃないので理解できないのが悔しい;;)
サブカル男子っぽいボーカルに、サブカル女子が二人いるバンド。
後なんか変なおっさんが一人いる。

・キラーボール

アルバム借りたんだけど、あんま「キラーボール」以外の曲はハマってない。

アーバンギャルド
メンバーがTwitter経由で一般女性に手を出しまくって脱退させられたりしたバンド。
メンヘラとか宗教用語とか左翼とか文学とか、そういう危険思想っぽい用語を、
語感だけで並べちゃった歌詞が、メンヘラ女子にウケてるとかウケてないとか。
女ボーカルのビジュアルが完全にメンヘラ女のそれなのだが、曲を作っているのは男ボーカルの方。

この前うっかりライブ動画を見たら、結構生歌はヤバイ感じだったのがショックだった。
第一印象はウッってなるかもしれないが、何回も聴いてみると意外とハマったりする。

・スカート革命

・ワンピース心中

でんぱ組.inc
僕の中で売れてんのか売れてないのか未だによく把握できてない。
オタク女六人で結成したアイドルグループ。
AKBとは違って、秋葉原と縁もゆかりもない若い女が秋葉原のオタクを食い物にしようとしているのではなく、
秋葉原メイド喫茶で働いてたり、ネトゲ廃人だったりした女の子が秋葉原のオタクを食い物にしようとしているユニット。

僕の中でももクロを更にカルトにした感じだったので、売れるのは厳しいだろと思っていたが、
あれよあれよという間に売れたっぽい。

・サクラあっぱれーしょん

・でんでんぱっしょん

KANA-BOON
大阪出身のバンド。
メンバーが1990年生まれなので、僕と同い年っぽい。
僕の観測範囲にいる中高生とかは結構好きな印象。

ストレートな歌詞、キャッチーなメロディで、勢いのあるバンド。
PVのセンスもいい。
きっと売れるんだろうけど、「メジャーに行って1、2年で消えるバンド」になりそうな気もする。

・ないものねだり

・1.2. step to you

(了)

*1: エルレ(笑)ザゼン(笑)ACIDMAN(笑)ブルハ(笑)フリッパー(笑)日本脳炎(笑)アジカン(笑) バンプ(笑)ブランキー(笑)レミオロメン(笑)ピーズ(笑)ロコフランク(笑)髭(笑)筋少(笑) ビークル(笑)ホルモン(笑)ポルノ(笑)ボウイ(笑)ルナシー(笑)イースタンユース(笑) イエモン(笑)ラルク(笑)ウーバー(笑)人間椅子(笑)ブラフマン(笑)アートスクール(笑) ラッド(笑)ミッシェル(笑)エレカシ(笑)サニーデイサービス(笑)黒夢(笑)裸のラリーズ(笑)ゆらゆら帝国(笑)ナンバガ(笑)オットー(笑)スピッツ(笑)モーサム(笑)ガガガSP(笑)くるり(笑)林檎(笑)スーパーカー(笑)フィッシュマンズ(笑)ゴイステ(笑)サンボ(笑)チョモ(笑) ミドリ(笑)9mm(笑)はっぴぃえんど(笑)ストレイテナー(笑)フジファブリック(笑)Dir(笑) 銀杏ボーイズ(笑)チャットモンチー(笑)アンカフェ(笑)GOGO(笑)ジャンヌ(笑) 反町(毒)XJAPAN(笑)ポリシックス(笑)ハイスタ(笑)B'z(笑)バクチク(笑)サザン(笑)陰陽座(笑)バックホーン(笑)長渕剛(とんぼ)凛として時雨(笑)ハワイアン(笑)東京事変(笑)シロップ(笑)グレイプバイン(笑)ピロウズ(枕)ガゼット(笑)電気グルーヴ(笑)グレイ(灰)スターリン(笑)DMC(殺)藍坊主(笑)ドーパン(笑)バンアパ(笑)あぶらだこ(笑)ユニコーン(笑)ミスチル(笑) 

*2:「社会も女もクソだけど、自分はそれ以上にクズなのも知ってます!俺はすべてわかった上で死にたいと思ってます!」みたいな