四十三庵

蔀の雑記帳

インターネットがつまらなくなった人と、Facebookで楽しそうな人

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ブログ移したらアクセスが減った

一月末に、突然思い立って、はてなダイアリーからはてなブログへ移行した。
FC2ブログはてなダイアリーはてなブログ
と、もう三代目になる。
2009年3月からブログを書いているようなので、今年の3月で6年書き続けたことになる。

はてなブログにしてから、明らかにアクセス数が減っている。
ざっくり30%くらい減っている気がする。
はてなダイアリー時代のアドレスに飛んでも、はてなブログの方に飛ぶようになっているので、
「リンク切れ」でアクセスを損している訳ではない。
アクセス解析を見ると、Google検索で来る件数が明らかに下がっている。
どうやら旧アドレスの中身は移せても、Googleの検索順位までは移行できなかったらしい。

まあまた一から増やしていくつもりで、コツコツと書いていきたいと思う。

  • インターネットは犯罪者予備軍の巣窟だったあの頃

2009年にブログを始めたけれど、
インターネット自体はもうちょっと前からやっていた。
古いネットを知ってることは、自慢するようなことではなく、
むしろ不名誉なことだという感覚が僕の中である。

インターネットというのは、掃き溜めだった。

基本的には時間のムダだったし、
誹謗中傷で溢れていて、人間性を歪めることにもつながった。
顔の見えない相手と匿名でやりとりすることに慣れて、
顔の見える相手とのコミュニケーションがとれなくなる。
学校の人気者は、絶対に家で長い時間パソコンと向き合ったりしなかった。
クラスの隅で気持ち悪いオタクが、「Flash倉庫が…(藁)」
「もうね。アホかと馬鹿かと」「お前吉野家コピペとかやめろよw」
みたいなやりとりをボソボソして、まともな人生を歩んでいる人間から蔑まれ、
教師からは下手なヤンキーよりも嫌われる存在となった。

そんな掃き溜めでも、恐らくはクラスの隅に居る人間には貴重な場所だった。
なにせインターネットはパソコンが使えて、文字が読み書きできれば、
掲示板の議論にも、ネトゲのチャットにも参加できる。
日本の識字率を考えると、パソコンを持ってて、
Google検索ができる程度のレベルで、インターネットが使えれば、コミュニケーションがはかれた。
学校や会社みたいに、外見が気持ち悪い奴をいじめたり、
その場の雰囲気を壊さないために心で思っていることとは逆のことを言ったりする必要もない。

インターネットは無法地帯であり、現実で虐げられていた人々が、いわば現実に下剋上を果たせる場所でもあった。
今のインターネットに、そんな場所があるんだろうか?

  • ネットにリアルの空気が入ってきた

そんなインターネットも、随分様変わりした感じがする。
便所の落書きと呼ばれていた2ちゃんねるでも、今は滅多なことを言うと、
アクセス元が特定されて、書き込んだ人間が逮捕される。
無法地帯に、法律が適用されるようになった。

インターネットの空気の変化を象徴するのが、Facebookに代表されるSNSの台頭だった。
リア充Facebook中毒になってる」という光景は、十年前のインターネットの住人たちには信じられないだろう。
2005年といえば、ライブドアニッポン放送の買収で世間を騒がせてた頃だ。
僕はSNSとブログが技術的に差があるとは思わない。
1995年のホームページビルダーに比べて、2005年のライブドアブログが格段に進歩しているのに比べたら、
ライブドアブログFacebookの差はほとんどないと言っていい。
(事実、ライブドアブログは今も進化を続けながら、バリバリ現役サービスとなっている)
ただライブドアブログFacebookで明らかに違うのは、その「空気」だ。
文化が全然違う。

Facebookは、現実の人々が、現実の空気そのままに書いている。
まあ多少、美化している部分はあるにせよ、
匿名で顔も出さないで書いていた時代に比べたら、ずっと生身の人間が書いている感じがする。

インターネットが変わったのは、大きな要因は3つくらいあると思う。

1.ネット回線が定額/広範囲対応になった
2.スマートフォンの普及
(キーボードカタカタうたなくてもネットが出来る)
3.ネット特有のアングラな雰囲気がなくなって、空気が綺麗になった

中学時代のパソコンの授業で友達に2ちゃんを紹介して、「Welcome to Underground」って囁くような、
そんなインターネットの空気が、今はもうない。
明るい。

インターネットがつまらなくなったというか、ネットはもういまや、
ほとんどリアルの空気と変わらなくなったという方が正しいのだろう。

  • ちなみに

この記事を書くためにFacebookをちょっと調べたら、

Criticism of Facebook - Wikipedia, the free encyclopedia

こんな英語のWikipedia記事が出てきた。
日本のメディアを見てると、Facebook大正義って感じだったが、
現地では流行り過ぎて、アンチも一定数出てきてるみたいだ。
(了)