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四十三庵

蔀の雑記帳

人口論で説明するCD不況

音楽

CD不況の原因をわりと真剣に、ずっと考えています。

  • 市場が飽和した(パターンが出尽くした)
  • 違法ダウンロード(CDの時代じゃなくなった)
  • レンタル・中古市場の成立
  • 音楽を聴く人口が減った

などなど、色んな原因が指摘されている。
これに加えて、若者の人口が減っているというのも地味に効いてるんじゃないかな、と考えた。
音楽を聴くのはだいたい高校生から若手社会人くらいで、
年をとってくるとあまり新しいミュージシャンに対応できなくなってきて、
自分が若い頃に好きだったミュージシャンの曲をたまに聴く程度になるのではないか。
(もちろん個人差はあるので、例外はいるだろうが、全体的な傾向としては)

音楽の主な消費者が若者であると単純に仮定するならば、若者の数が減ると、音楽市場は低迷するに決まっている。

そこで、僕は統計局のサイトから年齢別の人口統計を引っ張ってきて、1980年から2014年9月までのデータをまとめた。
そしたらやっぱ「若者」の人口はだいぶ減っていて、CDの売上減少に寄与してるっぽい感じ。
 

若者のすべて

1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2014
人口数(千人) 23,142 23,413 25,419 25,848 23,814 21,815 19,489 18,408
生産枚数(千枚) - 145,153 233,281 440,484 433,140 309,952 209,879 190,845
生産金額(百万円) - 178,177 325,204 552,050 539,816 367,237 224,998 198,460

この表の二行目は、15歳〜29歳の人口数の、1980年から2014年までの推移を示している。
高校一年生から、社会人7年目前後の人口数だ。
1990年にだいたい2500万人居た15歳〜29歳の人口は、24年たった2014年で、1900万人まで減っている。
ざっくり25年前の75%の数になってるわけで、市場としても縮んでるんじゃないかな。

  • グラフ

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もちろん若年人口の減少だけでCDの売上減少が説明できるわけではないことはお断りしておく。

まとめ

そんな訳で、CD不況が若者の人口減少で説明できそうという話でした。
多分ビール離れとか車離れとかも説明出来んじゃないかな?
母数自体が減ってて、しかも非正規雇用率が高くて所得が下がってるっていうところで、
そら車も酒も買えんわ、という説明で、だいたいカタがつくような気がする。

見捨てるつもりですか? ちゃんと、ちゃんと本当はいい子になりたいんだ
老人ばっかじゃ Baby バスケットもロックも選手がいなくなって
オリンピックにゃ出られないもう もう もう

岡村靖幸「祈りの季節」

統計の引用元

  • 人口


  • CDの生産枚数・売上

一般社団法人 日本レコード協会

(了)