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四十三庵

蔀の雑記帳

金儲けとインターネットが組み合わさったときクソコンテンツが生まれた

IT

st43.hatenadiary.jp

以前こんな記事を書いた。
「ネットは既存の文化である音楽や出版のパイを奪っているけれど、
それに代わるような金をクリエイターに与えていない。
ネットでもっと個人が金を稼げる仕組みがあったらなあ」
というのが要旨なんだけども、最近のネットを見てると地味にそういう仕組ができている気がしている。
ただあんま上手く機能していない気もしている。
Naverまとめやまとめサイトを筆頭に、金目当ての、雑なコンテンツが増えたなあという印象。

個人が金稼ぐための例を列挙して、なぜそれが上手く行ってないようにみえるのか考えてみたい。

僕がよいと思っているサービス

個人がコンテンツを生んで金稼げるサービスを紹介する。
知ってるものも多いんじゃないかとは思うものの、
普段あんまネットにどっぷりじゃない人にははじめて知るものもあるかもしれない。

1.
kdp.amazon.co.jp
Kindle自費出版(コストはゼロ)ができるサービス。
印税は35%なので、普通の出版社と比べると破格だ。

全体的に文句がつけがたいサービスではあるが、結局のところあんま売れない。
知り合いが出版したんだけども、10部程度しか売れてなかった。
一応実用書だったので少しは売れたけども、文学系になるともっと売れないんだろう。

2.
note.mu

note(ノート)は、文章、写真、イラスト、音楽、映像などを
手軽に投稿できるクリエイターと読者をつなぐサービスです。
ブログのように使うことも、SNSのように使うことも、
コンテンツを販売することも自在に活用いただけます。

僕が考えてた、ネットで個人が金儲けする方法をそのまま具現化したようなサービス。
インターフェイスがイケてる。

3.Amazonアフィリエイト楽天アフィリエイト

言わずと知れたアフィリエイトサービス。
URLは省略で。
ブログや個人サイトにリンクを貼り付けて、そこ経由で買い物すると広告主にいくらか金が落ちるサービス。
僕もブログにAmazonアフィ貼ったりしてますが、
思ったよりも買ってくれるので、ちゃんとやればまあまあ儲かりそうな印象。
ブログをアフィ中心にしちゃうと、ステマ臭して質が下がってしまうので、それもどうなんかなあって感じ。

4.Google Adsense
これもURL省略で。
Googleがやってるサービス。
Googleに対して広告を出した企業の中から、サイトの情報にマッチしたものを選んで表示する。

僕がよくないと思っているサービス

1.
matome.naver.jp
ネイバーまとめ。
SEOに強いため、ほぼ1ページ目に表示されるが、
内容は他サイトをそのまま引用(という名のコピペ)だったりする。

2.Youtube/ニコ動
一時期「Youtuber」とか言って、Youtubeの動画の広告収入で生きる人を
CMで流すマーケティングやってた時期があったけど、どうなんだろうなあと思ってました。

インターネットで金を稼げるサービスの問題

ステマコンテンツが増えたおかげで、いいこともいくつかあった。

・画像を使うブログが増えた。
 記事と関連があるイメージ画像を使うことで、読みやすくなった。
・タイトルを工夫するようになった
・記事が全体的に読みやすくなった

ただ、僕が見る限り、ネットのコンテンツに関しては、
今のところ「金を稼ぐためのサービス」はマイナスの影響が大きい。

1.コンテンツの質が劣化する
Naverまとめやステマサイトを見ればわかる通り、金のために作ったサイトは質が低い。

2.結局あんま儲からない
上の列挙したサービスで生計を立てられる身分の人は、今のところあんま多くない
Naverまとめでいくらステマ記事を量産しても、億万長者にはなれない。

なぜこんなことになってしまったのか

なぜネットで金儲けする仕組みは上手くいかないのか。

1.インターネットはフリーの力で進化してきた
僕が一番大きいと思うのはここだ。
ネットはもともと通信料以外はタダだった。
すげー技術力もった人々が、対価をとるわけでもなく、
ただただ自分の才能のままにすげーサービスを公開できるのがWEBだった。

そもそも、そんな空間で金を儲けようという発想が無粋なのだ、と言われたら、その通りな気もする。

2.金と文化の微妙な関係
教育心理学の実験によると、子供に絵を描いたら報酬(お菓子とか)を与えると、
それまで自由に絵を描いていたガキどもが、報酬をもらえないと絵を描かなくなるらしい。
http://repository.ul.hirosaki-u.ac.jp/dspace/html/10129/631/tm_402_kimura.pdf

一度金儲けの味を覚えると、ブログやWEBサイトの更新なんていう作業は、
純粋なモチベーションが失われるのかもしれない。

まとめると

色んな「個人が金儲けできる」WEBサービスは出来てきたけど、
あんま上手く行ってない気がするという記事でした。
(了)