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四十三庵

蔀の雑記帳

「健全な精神は健全な肉体に宿る」は願望だった

「健全な精神は健全な肉体に宿る」という言葉は、
「体を鍛えると自然と心も健康になる!」という意味で捉えられている場合が多い。
しかし、これが元々は「健全な精神が、健全な肉体に宿っていたらなあ」という、
願望の形だったというのをどこかで誰かに聞いたことがあった。

たまたま、その元ネタを発見したので、書いておく。

この本から。
どっかで使ったらドヤれそうな言葉がいっぱいあったので、余力があったら記録しておきたい。

健全な精神は健全な肉体に宿りますように、と祈るべきである。
[Orandum est ut sit] mens sana in corpore sano

ユウェナリス「風刺詩」第十番356

ユウェナリスは西暦60年 - 130年に生きた古代ローマの詩人・弁護士。

「風刺詩」の中で、
「神様お願いします。
どうか私に〜をお恵みください」
と願いを一つ一つ述べた人間に対し、
作者であるユウェナリス
「そんなにたくさん願い事を言うなんて、よせよせ。
どうしてもお願いしたいなら、こう言うべきだ」
と言う文脈で、上記の言葉が出てくる。

[Orandum est ut sit]は省略され、事実を述べたものとしてことわざになった。
(了)