四十三庵

蔀の雑記帳

NirvanaのギターボーカルKurt Cobainの伝記「Heavier than Heaven」

洋書を読もうと思って、どうせなら興味ある本がよいなと思い、Kindleで購入。


今なんかキャンペーン中なのか、600円とかになっているが、僕が買ったときは1000円くらいだった気がする。

感想

僕のNirvanaへの知識は、「アルバム3枚を全部聴いたことがある」程度でした。

それぞれの曲やアルバムが生まれた背景が書かれてて、面白かった。
インディーズ時代のAero Zeppelin(AerosmithLed Zeppelinをあわせた)という、
若手バンドのパクリを皮肉った曲とか、Smells Like Teen Spiritを作る前の、
Sub Pop時代の過酷なヨーロッパ遠征ツアーでボロボロになってるとことか、
Heart-shaped Boxは元々のタイトルがBoxじゃなくてCoffin(棺)だったとか。

話はホテルでいきなりオーバードーズして死にかけて、コートニーが救命措置するところから始まる。
そこから、子供時代の描写がはじまり、ワシントン州の郊外Aberdeenで、下層中流の若い夫婦の子供として生まれたカート。
子供の頃から「俺はロックスターになって、自殺するのが夢なんだ」と言っていたらしい。

勉強は全くできず、高校二年生になっても高校一年のクラスを受けさせられた。
高校を中退して、車の中とか病院の待合室とかで寝泊まりする、半分ホームレスみたいなどん底の生活。
一瞬アメリカ軍に入ることすら考えた。

インディーズ時代は、一般受けするような曲を書かなかったので、あまり売れなかった。
それでも地道に活動して、少しずつファンは増えていき、Nevermindの発売で一気にブレイク。
ブレイクの辺りは思いの外淡々と書かれていて、CDのとんでもない売上数だけで、Nirvanaのブレイクが表現されている。
ブレイクした後は、段々メンバーとの仲も冷めていき、カートの薬物依存も深刻になっていった。

才能とか人生とかについて、考えるにはいい一冊だと思う。

気になったとこ

「コートニーの全面的な協力でこの本を書いた」みたいな文がどっかにあった気がするが、やや書きっぷりがコートニー寄りな気がする。
Amazonレビューでもわりとそのへんで叩かれてる。
(完)