四十三庵

蔀の雑記帳

電子媒体の文章が本に比べてちゃんと読まれない問題

ブログにしても、電子書籍にしてもそうなんだけども、
電子媒体の文章は、本に比べると真剣に読まれない。
読まれないし、僕自身も紙の本の方が熟読する。

これは割と昔から指摘されていて、2003年には↓にて言及があった。
-憂鬱なプログラマによるオブジェクト指向日記 過去ログ-
13年たった今、スマートフォンやらタブレットやら電子書籍やらの登場で状況は変わっている気もする。

なぜ電子媒体の文章が熟読できないのか、仮説をいくつか考えてみた。

1.学校教育が紙ベースだから

未来の世代はわからないけれども、我々は未だに紙で教育を受けている。
作文を書けと言われたら原稿用紙に鉛筆だし、テストの答案も紙に書く。
教科書も紙の本だ。

そういう教育を受けた故に、
紙の文字→熟読
電子媒体→サラッと読む
という習慣がついたのではないか。

2.まともな文章は紙ベースであることが多いから

熟読に足る文章が電子媒体にあまりないのではないか、という説。

あまりWebには、真面目な文章を書かない。
書いても反応は薄い。
あんま長文や重い文は書かない傾向がある。
たとえば今の世の中で夏目漱石や森鴎外がブログを開設したとしても、あまりPVは稼げないだろう。
(森鴎外は存命のときから読者が少なすぎて新聞連載がギリギリだったらしいが……)

3.電子媒体は読みづらい体裁が多いから

紙の本というのは、横書きにせよ縦書きにせよ、
1ページ目があって、紙を順番にめくっていくと、最終ページにたどりつく。
一方ブログなんかだと、そもそも始まりがどこなのかわからなかったりする。
それを見つけても、次の記事に行くにはどういったらいいかわからなかったり、集中力が削がれてしまう。

さらに、ページの場所がわかったとしても、もともとがHTMLベースで読みづらい。
どんなにスタイルシート使ってオシャレにしてあっても、単純に紙の本と同レベルに読みやすいデザインになっているかは疑問だ。

4.電子媒体が読書に向かないから

パソコンやスマホのディスプレイというのは、そもそも文字を読みづらいのではないかという説。
ただこれに関しては、Kindle Paperwhiteとかが最近は発売されている。
仮説3、4はこれを使えばほぼ解消じゃないかなーと思う。

見た目はもうほとんど紙の本なのではないか。

5.本と電子媒体は客層が違うから

本読めない人は結構いる。
そういう人でもインターネットは使って、文章を読むので、傾向として熟読しないんじゃないかという仮説。

まとめ

以上、1〜5まで仮説をあげてみました。
僕自身が最近Kindleをかなりちゃんと使うようになって、
Kindleでちゃんと読めば、ほとんど紙の本と読書体験としては変わらないなって思う。
(端末としては、iPhoneやiPadで読んでいます)
画面のサイズが小さすぎるとちょっとストレスというのはあるけれど、ディスプレイが一定サイズなら、ちゃんと熟読できる。
電子書籍とまではいかないまでも、熟読する感じの文章として設計されたWEBでテキスト書くサムシングは欲しいかも。
ブログはやっぱり軽めの文章を書く媒体な気がする。

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(了)