四十三庵

蔀の雑記帳

何も準備しないまま中国に行ったらGoogle/LINEが一切使えなかったので急遽VPN環境を用意した方法

先日中国に行った。
特に何の準備もしないで行ったら、Google関連のWEBサイトがファイアウォール規制でアクセスできず、
ネット環境につないでも、Gmail/Google検索/Youtube(まあYoutubeは見れなくてもだが)あとLINEが使えず、結構困った。 

中国国内からVPNへつないだので、その方法をメモする。
三つ方法を紹介するが、中国国内にもう来てしまった人は、二番目の方法を試してほしい。 

VPNとは

Virtual Private Networkの略で、本来公開されているネットワーク上を、
私的な空間みたいに使える技術のことで、実現方法はいくつかのプロトコルがある。 

VPNという単語自体で調べてしまうと、たぶんインターネットVPNではなく、
閉域網の話からはじまるので、ちょっと混乱すると思う。
VPN自体は別に海外政府が、インターネットのアクセス規制をしている国の監視をかいくぐるためにつくられた技術ではなく、
純粋に他人と共有しているネットワーク上で、あたかも専用線みたいに通信したい!という目的のために考えられた技術なので、
説明しようとするとそういう説明になる。 

筑波大学の無料VPNを使う

一つ目の方法は、筑波大学が学術実験でやっているVPNサーバを使う方法。
お金がかからないのがいいところ。 

VPN Gate 筑波大学による公開 VPN 中継サーバープロジェクト

ただし日本国内で準備しないと、中国からこのサイト自体にアクセスできなかった。

インターリンクVPNを使う

インターリンクがセカイVPNってサービスをやってるので、これを契約しましょう。
二ヶ月無料期間があるので、一発目だったらお金はかからない。

セカイVPN いろんな国のIPアドレスが使えるVPNサービス- INTERLINK

契約するにはクレジットカード情報がいる。
あとGmail以外のメールアドレス。
これを契約して、メールに書かれた方法で設定してやる。
iPhone/iPadであれば、専用アプリがあるので、ユーザーIDとパスワードを入れれば、設定してくれる。

で、下記の画面が出たらVPN接続成功。おめでとう!
f:id:st43:20181223094728j:plain

一契約で三台同時アクセスが可能。
ただ速度が出ないので、そこだけはストレスだった。

自前でVPNサーバを立てる

この方法は自分でサーバいじれる人向けなんだけど、実はそんなに難易度は高くなさそう。
中国国内からでも構築できないことはないだろうが、ちょっと厳しいかと。

さくらVPSとかを契約しているのであれば、フリーソフトをいれて、
そのサーバ経由のVPN環境を構築する。

myenigma.hatenablog.com
↑とかを見ながらやれば、わりかし簡単にできそう。

速度は4〜5倍になるらしい。
滞在が長いのであれば、こっちの方がよさそう。

余裕があったらVPNを使うとなぜ政府のファイアウォールをすり抜けられるのかとか加筆したい
(了)

(仮)を続けること

生存報告を兼ねて。

最近引っ越した。
マンションに住んでいる。
大学時代はできなかった、普通の一人暮らしがようやくはじまった感じがする。

ただ思うのは、この生活も一時的なものでしかない、ということだった。
あくまで僕の人生のある時期をここで過ごすということでしかない。
或いは仕事ですらそうだ。

バブルが弾けて、終身雇用制度を信じるなと言われた結果、
会社にいても結局常に中腰でいるのが正しい姿勢のように言われている。
思考停止して会社にずっと滅私奉公して、出世を目指すのが正しい姿ではなくなった分、
やっぱ中腰姿勢が仕事することになる。
所謂「いつでも転職できるよう自分の市場価値を高い状態に常にして働く」ということだが、
そういう気持ちでいるのは、やっぱ今の仕事も一時的なものとして認識して働かないといけない。

仕事にせよ住む場所にせよ彼女にせよ友達のせよ上司にせよ皆が皆、(仮)の状態で続いていく。
それが都会的な暮らしということなのかもしれない。
(了)

退屈との戦い

就職してから、矢のように時間が過ぎていく。
加齢もあるんだろうけども、やるべきタスクが常に溜まっていて、それをさばく日々になっていることが大きいと思う。
学生時代は一日一日をどうしようか、と考えていたけれど、最近は一週間単位で予定を考えている。

会社では5年目の社員となった。
なんか下が増えてきた。
他部署からの問い合わせの窓口になったり、上司からの案件担当の窓口になったりしている。
景気は相変わらずいい。
想定よりもいい給料をもらえている。
そのあたりはインターネットの匿名ブログではあまり書くこともできず、
「蔀」というアカウントの存在自体が危ぶまれている。

  • 飽き

「飽き」というのは結構怖い感覚だな、と最近思っている。

サラリーマン生活というのは死ぬほど退屈だ。
けれどそこから脱出したときに向き合うのは、自分の実力の無さとか、自分の生まれの悪さとかでしかない。
小学校の6年間があって、中学校の3年間があり、高校の3年間がある。
高校で中退している人もいるかもしれないけれど、それでも高校の雰囲気はわかるだろう。
大学には進学率50%くらいなので、2人の1人くらいが行く。
僕は5年間通った。
そこから会社に4年間通った。

大学に入ってから、この四十三庵というブログを書き始めた。
最初はFC2で、途中からはてなに移行して、今でもここで書いている。
なんやかんやで10周年に近づいている。
大学に入ってからも、僕の人格とか、書く内容というのは変わり続けた。
なんなら会社入ってからも変わったし、これからも多分変わるだろう。
ブログの記事自体は、就職してから内容が薄まり続けて、読んでいる人間に対しては恐縮ではある。
試行錯誤はしているが、学生のときはひとつの記事に平気で一日かけてまとめたりしていた。
その行為自体は、会社入ってからも役立っている気がする。
結局ブログ書くためにやっていたようなことを会社でもやって、それが評価されている感じがする。

個人的な感覚だけども、今の日本社会のやりがいのある仕事は、
「成功した一握りだけが儲かって、そうでなければ’ギリギリの生活でも仕方ない」
という風潮が蔓延しているのが、すごく嫌だなと思うし、
自分は絶対夢を追っているけれど生活はギリギリという層に行きたくない、と思っている。

仕事には完全に飽きているけれど、求められる役割は変わっているので、
完全な同じことの繰り返しにはなっていないため、まったく同じことの繰り返しではない。
それでも退屈であることには変わりない。
恋愛とかもそうだと思うけれど、退屈というのは必ずしも悪いことではない。
安定していれば退屈で、本来安定を目指して何事もやるので、ある意味では成功の証なのだと思う。
社員のやりがいが全然なくても、なぜか大儲けしているのがいい会社なのかもしれない。
夫婦で頑張っている感じもないけれど、なんとなく円満な家庭が築けていればそれが一番いい。
ただ、人間はどうしても、苦しんで掴んだものには価値を見出すけれど、
苦しまずに掴んだ幸福は、「本当にこれでいいんだろうか?」と思うものらしい。

すごい昔に考えていた、「売春婦のジレンマ」という概念があって、それが最近思い浮かぶ。
blog.stm43.com
人間は退屈に耐えられたなら、もっといい人生を歩めるのかもしれないが、
退屈との戦いに勝てず、第二の人生を探したりするのかもしれない。
少なくともリクルートにはナビゲーションされない人生を。
(了)