四十三庵

蔀の雑記帳

2018年に刺さったサブカルチャー

2018年に僕が読んだ漫画とか、聞いた音楽とか。
去年は漫画たくさん読んだので、それだけで記事書いてた。
2017年、刺さったマンガの感想を真剣に書く - 四十三庵
今年はそんな漫画読まなかったかなあ……
2016年はなぜか音楽だけで書いたらしい。
2016年ハマった音楽 - 四十三庵
今年はもう娯楽全体をひとまとめにして、一年間こんなん摂取してましたよ、という書き方にしてしまおうかと。

村田沙耶香「地球星人」


「コンビニ人間」の作者の最新作。
自分をポハピピンポボピア星人と信じる女の子が、人間工場である地球で生き延びるために奮闘する話。
終盤かなり荒唐無稽な話になるが、よく考えたら「コンビニ人間」の終わり方も力技だった気がする。
村田沙耶香の小説を読み過ぎると、人間社会に適応できなくなるかもしれない、と思った。
今の日本の生きづらさがどうのこうの言ってる人は、ハマるんじゃないでしょうか。
僕は単純に面白かったです。

押見修造「血の轍」


まだ4巻しか出ていないが、既に押見修造の最高傑作になることが決定づけられている漫画。
この漫画については、下記で詳しく書いた。
blog.stm43.com
家というのは本来子供を守る場所だけれど、その家から逃げる話になっていくのか?というのが第4巻の終わり方だったが、
中学生の主人公にとって、生まれた家から逃げる方法なんてないし、
母親も別に虐待してるってわけでもなく、精神的に息子を支配しようとしてるってだけで、
客観的に子供に悪いことしてるかっていうと、そうではないので、児童養護施設に行くとか親戚の家に行くとか、そういう方向も厳しい。

赤坂アカ「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」


アニメはコケそうなにおいがプンプンしてますが、漫画は10巻超えても全力で面白い。
登場するキャラが全員いい感じのキャラなのがすごい。
正確に言うと去年から読み始めてるけど、今年になってますます面白いので、リストアップした。

筒井大志「ぼくたちは勉強ができない」


ジャンプでやってる漫画なので、紹介するまでもないだろう。
ハンターハンターが連載再開した瞬間だけジャンプを買うんだけど、その中で一緒に読んでたらハマってしまった。
かぐや様といい、最近は真面目に勉強する主人公を囲むラブコメがちょいちょいある。
昔は読者が感情移入しやすいように、勉強もスポーツもルックスもイマイチだけど、
女の子に対する優しさだけでなんかモテるみたいな主人公しかラブコメをやってはいけないという不文律があったはずなのだが。

この漫画には、3人のヒロインがいて、
国語の天才だけど理系に進みたい女の子・数学の天才だけど文系に進みたい女の子・水泳の天才だけど英語の成績良くしたい女の子の
3人が主人公を争うのが主軸なんだけど、途中から出てきた真冬先生が強すぎて、
人気投票やったらヒロインを差し置いて、先生が1位になるという始末。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/huwahuwa014/20180502/20180502062449.jpg
正直これが一番面白い。
sakihuwahuwa.hatenablog.com

真鍋昌平「闇金ウシジマくん」


これも説明不要だろう。
最終章に入って、いつだれが死ぬかわからない緊張感がある。
沖縄に逃亡していたウシジマくんが、滑川の天下になった新宿に戻ってきて、
闇金を再開したら、案の定滑川と揉めて……という展開。
なんで新宿戻ってきたの?バカなの?という疑問は尽きないが、ウシジマは新宿が好きだから……ということで。

映画「ボヘミアン・ラプソディ」

全然見る気なかったが、映画好きの奴に誘われたので見に行った。
ヒゲ面のおっさん同士がキスしまくる映画*1
映画自体はそれなりによかったが、なんか自分の中でしっくりこないもんがあった。
toyokeizai.net
↑この記事読んで、違和感の正体がすこしわかったような気がした。
結局この映画は普通のロックスターの成功と苦悩を描いている映画で、
そのロックスターのテンプレを、フレディマーキュリーにあてはめようとしてるのがなんか違和感あるんだなと思うに至った。
フレディとかQUEENとかって、もっと異質なバンドなんじゃないか?と。
(別にQUEENそんな追ったわけではないので、偉そうなことは言えないけども)

音楽について

そんな新しいミュージシャンを開拓はしなかった。
チャットモンチー、平井堅、サザン、サカナクション、水曜日のカンパネラあたりを聴いた。
Apple musicがJ-POP黄金期くらいのミュージシャンとか、70〜80年代のポップ・ミュージックとかも配信しはじめたので、結構捗るようになった。
井上陽水なんか全アルバム聴けるようになった。

そんな感じでゆるく昔のミュージシャン聴いてた感じなんだけど、
特に言及したいミュージシャンが3つあるので、書いていきます。

Suchmos

僕はSuchmosが好きだ。
というのを割と音楽好きな知り合いとかに言ったら、
「蔀くんとか絶対Suchmosとか馬鹿にしてるタイプだと思ってた」
と言われたことがある。

僕が20歳前後だった頃のバンドシーンは、
guatarro.hatenablog.com
この記事で言うところの、00年代後半「メガネ」にあたる。
くるりとかナンバガとか、多少聴いたことはあるが、ハマるには至らなかった。
僕はバンドにスター性を求めているタイプらしい。
Suchmosのロックスターであろうとする姿勢が、好きだった。
「カッコいいバンド」が出てきた感じがした。

ただワールドカップのタイアップがついた「VOLT-AGE」が多少コケたのは否めない。
「THE BAY」と「THE KIDS」まではマジで非の打ち所がないくらいよかったし、
どのメディア見てもSuchmosを大絶賛してるのしか見なかった。
で、次のアルバムいつ出んのかな〜と楽しみにしてたら、「THE ASHTRAY」が出た。

これがちょっと微妙だった。
「808」と「FUNNY GOLD」はよかったけど、他の曲がなんか微妙。

www.youtube.com
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PVの見せ方とかは相変わらずめちゃくちゃカッコいい。

米津玄師

世の中で米津玄師が売れまくってることはさすがに知っていたけど、積極的に聞こうとは思わなかった。
ただいきものがかりのボーカルのカバーアルバムで「アイネクライネ」カバーしてる曲を聴いて、
「あれ、普通に米津玄師の曲よくね?」となり、代表的なシングル曲は全部聴いた。
普通にめちゃくちゃよかった。
完全な食わず嫌いしてたが、こういう音楽が売れるのはいいことだ。
J-POPも最悪期を抜け出して、普通にいいミュージシャンがたくさん出てきてる気がする。

ヨルシカ「負け犬にアンコールはいらない」

12月にこのアルバム知ってから、ほぼ毎日こればっか聴いてた気がする。
Tik Tok見てたら、「ヒッチコック」の歌詞使って遊ぶムービーがあって、それからこのバンドを知った。
www.youtube.com

「先生、人生相談です。
この先どうなら楽ですか。
そんなの誰もわかりはしないよなんて言われますか。 ほら、
苦しさなんて欲しいわけない。
何もしないで生きていたい。
青空だけが見たいのは我儘ですか。」

もうこういう歌詞に感情移入する年じゃないんだろうけど、こういうの好きなんすよね。
完全に好き。

絶体絶命都市のゲーム実況

あとこれはYoutubeの動画なんだけど、年の後半の娯楽はもっぱらゲーム実況だった。
牛沢っていう実況者がお気に入り。
ゲームによって動画の面白さの差がデカい気がする。
www.youtube.com

最新のシリーズは絶体絶命都市4で、最近エンディングを迎えた。

・絶体絶命都市4
www.youtube.com

絶体絶命都市4自体は、なんか悪人がそのまま野放しになって、
善人が痛い目を見るストーリーになってて、なんだかカタルシスがないゲームになっていた。
1〜3の方がバカゲーっぽくてよかったかな……

あとパチプロ風雲録も面白かった。

・パチプロ風雲録4
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まとめ

そんなわけで、2018年に僕が経験した小説・漫画・映画・音楽・Youtube動画でした。
こうしてみると、本当に面白ければなんでもいいんだな俺……という感じがしてきますね。
列挙した中で、一番面白かったのが絶体絶命都市のゲーム実況だったので、
まだ見てない方は年末年始やることないなら、見てみてもいいのではないでしょうか。
(了)

*1:嘘ではない