四十三庵

蔀の雑記帳

2019年のサブカルチャー

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2019年のサブカルチャーを語ります。

小説

ウエルベック「セロトニン」

今年読んだ中で何かいいのあったかなーと思い返すと、パッと思い出すのがこれでした。
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詳しくは記事も書いたので、そちらに譲ります。

blog.stm43.com

佐川恭一 「受賞第一作」

受賞第一作 (破滅派)

受賞第一作 (破滅派)

  • 作者:佐川恭一
  • 出版社/メーカー: 株式会社破滅派
  • 発売日: 2019/07/30
  • メディア: Kindle版

何きっかけで読んだのか完全に忘れたけども、なんか読んだ。
そして面白かった。
森見登美彦をもうちょっとインターネット寄りにした感じ。

マンガ

鳥飼茜「サターンリターン」

サターンリターン (1) (ビッグコミックス)

サターンリターン (1) (ビッグコミックス)

  • 作者:鳥飼 茜
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2019/06/28
  • メディア: コミック
サターンリターン(2) (ビッグコミックス)

サターンリターン(2) (ビッグコミックス)

  • 作者:鳥飼茜
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2019/11/29
  • メディア: Kindle版

「30歳になるまでに死ぬ」
学生時代にそう断言していた友人“アオイ”は、本当に死んでしまった。
書けない小説家・加治理津子(かじりつこ)は、 担当編集の小出(こいで)と共に、 “アオイ”の死の真相に迫るーー
性暴力を真正面から描いた自身の代表作『先生の白い噓』を超える新作、発表。
これまで追求していた男女の性差、そして新たに「死」と「喪失」を描く問題作。
【サターンリターン/土星回帰】
意味…土星の公転周期が約30年であること。そのことから占星術では、約30年に一度、 人生での大きな転機が訪れると言われる。土星は「凶」の象徴であり、この時期に人は自殺しやすいとも言われる。

鳥飼茜マンガ好きなんだけども、やっぱワクワク感がある。
今まで読んできた作品は、全部序盤が最高潮で、終わりになるに従って風呂敷がガサガサッと畳まれる感じがあったので、本作はこの盛り上がりのまま最後まで行ってほしい。

藤本タツキ「チェンソーマン」

チェンソーマン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

チェンソーマン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

  • 作者:藤本タツキ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/03/04
  • メディア: Kindle版

面白い面白いとは聞いていたが、「ファイアパンチ」の途中でぶん投げた印象が悪すぎて、 読まずにいた。

shonenjumpplus.com

正義とか悪とかごちゃごちゃ言うんじゃなく、
ホントに自分の欲望のためにまっすぐに突き進む主人公が新しい。

(話)滝本竜彦 (絵)大岩ケンヂ「NHKにようこそ!」

NHKにようこそ!(1) (角川コミックス・エース)

NHKにようこそ!(1) (角川コミックス・エース)


Syrup16gのライブ行った翌日に、全巻買って読んだ。
さすがに時代を感じるところはあるが、2000年代に戻ったような気がした。
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このコマがマジで一番好き。

楠みちはる「湾岸MIDNIGHT」

湾岸MIDNIGHT(1) (ヤングマガジンコミックス)

湾岸MIDNIGHT(1) (ヤングマガジンコミックス)

  • 作者:楠みちはる
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/09/28
  • メディア: Kindle版

これも相当今更だが、ハマっている。
クルマに対する熱量を、現代のソフトウェアエンジニアに置き換えて読んでいるところがある。

映画

「天気の子」と「PERFECT BLUE」見たくらい。
あとNetflixで「全裸監督」も見たか。
大して見ていないので、省略。

音楽

Syrup16g

恵比寿のライブ行きました。
めちゃくちゃ長い感想記事を書いた。
blog.stm43.com

そんなに売れたバンドではないけども、復活してライブやるとチケットは完売する、謎の存在になったっぽい。
死ぬよりは、生きている方がいい。

柊キライ

今までボカロは絶対聴かなかったが、はじめてちゃんと聴けるなと思った。
最近のサブスク中心の曲の聴き方も含め、下記に書きました。

note.com

スピッツ、ラルクとサザンのサブスク解禁は、衝撃デカかったですね。
(Dir en Greyのベストも嬉しかった)
つか既にCDから音源取り込んでるの消しちゃいたい……
歌詞とアートワークが全部スマホに入ってるのヤバい。

井上陽水トリビュート

このトリビュートアルバムはホントにヤバかった。
トップバッターがヨルシカで、槇原敬之、King Gnu、椎名林檎、宇多田ヒカルと畳み掛けてくる。
下位打線もなんかすごい。
才能と才能の化学反応。

official髭男dismとKing Gnu

今年売れた曲の中で、やっぱこの2つのバンドはずば抜けている。
年々若手バンドに求められる技術はインフレしつつあった気がしていたが、
なんか技術は当然あって、しかも売れ線をちゃんと研究して、これでもかというくらいキャッチーにしてくる感じ。
「もっとヘタでもいいんじゃないか?」と思ってしまう。
King Gnuの「傘」に今はハマっています。
ヒゲダンはちょっと飽きてきたかな……

テレビ

テレビはもう僕の中でダウンタウンと千原ジュニアのブームが過ぎて、
ゴットタンだけは毎週見ているけど、それだけという感じ。
多分テレビは売る。

「まだ結婚できない男」

期待はしてたんで、全話見ましたが、まー微妙でしたね。

YouTube

テレビ見ないかわりに、YouTubeを見ます。
YouTube Premiumにもなりました。
月1000円は高いですが、それで広告全部出なくなるメリットはめちゃくちゃデカいです。
テレビも課金するかわりに広告出なくなったらいいのにね。

よく見てるチャンネルをダラっと紹介します。

牛沢

去年に引き続き、ゲーム実況をめちゃくちゃ見る。
自分でゲームやるのはダルい。
しかしゲーム実況動画を見ると、今のゲームの進化を感じられる。
実は最新技術が使われるのって、ゲームが多い。
「龍が如く」シリーズの3D技術なんて、めちゃくちゃすごい。
ゲーム以外のジャンルではここまで3D有効活用されてるの見たことない。
www.youtube.com www.youtube.com www.youtube.com

現在は「龍が如く極2」の配信がはじまっている。

www.youtube.com

おっくんの宅飲みグルメ

www.youtube.com 「孤独のグルメ」のブーム以降、一人でブツブツ言いながら飯食うのが死ぬほど増えましたね。
結婚以降あんまりラーメンは作らなくなっちゃいましたが、定期的に何かしら安定感のある動画をあげてくれますね。

テルさんTV

www.youtube.com ソロキャンプもちょっとしたブームですが、
この動画は映像へのこだわりと独特の世界観がある。

今日ヤバイ奴に会った

www.youtube.com このチャンネルみると、炒飯食べたくなる。

まとめ

2016〜2017年頃は心が死んでいた感じがあったが、今年はもう完全に復活した。
あわせて自分の好きなもの・嫌いなものの輪郭がだいぶ見えてきた。
上手くあらわせる言葉がないけども、
深く掘っているんだけど、深さを競い合うゲームに参加するのではなく、
大衆に対して開いていて、マニアックでありポップ、というラインが好きなんだと思う。

10代の頃は、センスがあると思われたくて、ネットで調べて玄人受けするバンドを積極的に聴いていた。
その中でどうしても合わなかったもの(King CrimsonとかQueenとかゆら帝(20代後半くらいで好きになったが)とかブランキーとか)もあったが、
背伸びして選んだ本やCDの中で、本当にハマるものがあって、そういうのはやっぱ今も人生で出会えてよかった、と思う。
20代の頃(まだ20代だが)は、ある程度基盤はあったけれど、更に幅を広げたくて、
色んなジャンルに手を出していった。
クラシックとか、あとEXILEとか浜崎あゆみとかジャニーズとかORANGE RANGEとか、「逆に」聴かなかったやつを聴いたり。

「ここには絶対に手を出さない」という領域をつくらずになるべくやっていく、というのは続けていきたいが、
その一方で自分が本当に好きな領域を掘っていって、それがどういうものなのか、明確に言語化できるくらいになりたい。

あとなんか2019年思ったのが、動画コンテンツより止まっているコンテンツの方が好きかもしれない。
動画と音楽というのは、作り手が時間を単位にして作品をコントロールできる。
一時停止で止めることはできる。 ただライブや映画館だと、それもできないので、完全に作者サイドが時間をコントロールする。
その一方で、本やマンガはどのぐらい時間をかけて消費するかは委ねられている。
あと美術館の絵も同じか。

ただ静的なものが好きな一方で、世の中が動画メディアにシフトする流れというのもわかる。
よりはやく、よりわかりやすく。
けれど僕のような人間からすると、そういうものばかりだと、物事の深いところは伝えられないのではないか、という気がしてしまう。
人間の理解力はそこまで高くない。
なんかそういう問題意識を持って、つくられた映像には惹かれるものがある。

うーんなんかまとまらないまとめになったけども、そんなところで。
来年も(この記事書いてる途中で年明けちゃいましたが)好きなものを好きなように追っていける年になればとお思います。
(了)