四十三庵

蔀の雑記帳

リモートワークを支える技術

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リモートワークになってから一ヶ月が経った。
そんなに特別な何かを使っている訳ではないけども、知見も溜まってきたので、
困ったことや工夫していることを書こうと思う。

目次

コミュニケーションツール

情報共有はSlack + Zoomで行っている。
当初Hangoutだったんだけども、ビルドが重いという声があって、
(あと流行りモノを使いたい気持ちもあったろう)Zoomを試験導入したらいい感じだったので、Zoomになった。

ビデオ通話は常時接続すべき

以前からフリーランスのリモートワークがいるような会社では、
常時ビデオ通話接続しっぱなしという文化があって、
個人的には抵抗があった(社内のデカいモニターにリモートの人の顔がドアップで映るのは最初気持ち悪いと思う)んだけど、
いざやってみるとこれがかなり重要だと感じた。

ビデオ通話の目的は、サボりの監視というよりは、
「地理的に離れていても、一緒に作業しているんだ」という安心感を生むし、
僕の場合、家だと会社ほどに集中できないと思っていたけれど、
常時ビデオ通話つないでいると会社並みの集中力を得られる。

常時接続でないと、チームメンバーに話しかけるハードルは極めて高くなる。
ちょっとした雑談なんてほぼ無理だろう。

「会社の人に見せたくないモノもある……」という理由でビデオ通話を嫌がる気持ちもあると思うけど、
その辺りは会社の文化的なモノが大きい。
ある程度オープンな文化のある会社なら、平気だと思うけれど、変にお堅いところだと厳しいかも。

僕の会社のZoomだとよく子持ちの社員が、通話中に子供に襲われている。
Gitlabのプラクティスによれば、子供やペットの乱入はむしろ推奨されており、
確かにかわいいし、プラス材料だと思う。

着替えるの大事

ビデオ通話つながないにしても、極力外に出る格好で仕事すべき。

人間にとって習慣というのはかなり大きいらしく、
一ヶ月のリモート生活も、仕事着に近い服装でモニターの前に座ることで、
自然に仕事モードに切り替わるようになっていった。

リモートの弊害

リモートでやる弊害もまあまああるな、と思った。
常時ビデオ通話接続していても、雑談のような気軽なコミュニケーションには壁を感じるようになった。
普通にしていると、コミュニケーションは確実に減っていく。

あと、なんかリモート始まって一週間経ったぐらいで、
孤独感や何かでメンタルの落ち込みが結構あった。
場合によってはメンタルヘルスにつながると思う。
フェイストゥフェイスで仕事するよりも、リモートの方がメンタル病みやすくなると思う。

あと、僕の場合ある程度社会人としての経験を積んでからリモートになったが、
新卒は辛いだろうなと思う。

過集中の問題

あと一番個人的に感じているのは、リモート中は過集中になりやすい、という問題がある。
割り込みがないので、個人作業に没頭できるということは、過集中になりやすいということでもある。

過集中の状態を経験したことがない人は、あまり何が問題なのかわからないかもしれないけれど、実は結構危ない。
家で過集中に陥ると、そのまま気持ちをリセットできなくて、
仕事終わっても問題が頭から離れなくて、うまく眠れなくなったり、
うまく休日にリラックスできなくなったり、常時緊張状態が続く。

僕は酒飲んだり、体動かしたりして、絶対に緊張状態は切るようにしているが、
その辺の認識があまりない人は、最悪体壊したり、メンタル壊したりすると思う。

意識的に昼の休憩、夕方に15分休憩、とか入れるようにはしているが、
トラブル対応で緊急で対応しなきゃいけなくて残業、みたいな緊張感ある場面だと、
仕事が終わっても上手くリラックスモードに切り替えづらい。

会社行ってると、退社時間に上手くクールダウンされていくと思う。

あとはリモートし始めはよく金曜近くなると、眼球割れんじゃないかと思うぐらいの眼精疲労感じていた。
今もたまに感じる。
土日でどっかあまりモニター見ない一日をつくって回復させるようにしているが、
これもなんとかしたいと思っている。

感想

僕自身はあんまリモート好きじゃない。
家に仕事の雰囲気を持ち込みたくない、というのは正直あった。

リモートでも九割ぐらいの力が発揮できる。
残り一割はコミュニケーションの取りづらさから来るもの。

前職でも在宅勤務やったことあったけど、そのときはツール周りが悪すぎて、
自分の力が三割ぐらいになった感覚があった。
その経験からリモートは否定的だったけど、ツール整備されて、
文化的にオープンな共有文化があれば、全然イケるなという実感がある。

正直ソフトウェア開発だったら、純粋にモノを作るというだけなら、全部フルリモートでなんら問題ないと感じた。
ただコミュニケーションをとらなくなるとか、組織への帰属感が薄まるとか、
社内文化的なのが育たないとか、たぶん長期的にはよくない要素というのがある気がしていて、
まだその辺りの影響は見えていない。

一つの思考実験として、自分の会社が常時フルリモート化して、
十年ビジネスやり続けたとして、十年後誰が社長やるんだ、というのはある。

フェイストゥフェイスで仕事する意味、というのはあると思っている。
それはハンコもらうとか、ビジネスは直接顔合わせるのが礼儀だとか、そういう目的じゃない。
チームの中の人間関係を円滑にするとか、何気ない雑談からひらめきを得るとか、
そういう見えづらい非公式な何かが、案外会社のパフォーマンスに寄与しているっぽくて、リモートだとそれがなくなる気がする。

リモートワークを支える自宅環境

以上でだいたいリモートワークについて思っていたことは書ききったんだけど、
そういえばリモートになるにあたって、いくつか家具を追加したので、最後に買ったものについて書く。

机と椅子

椅子は2016年からずっとアーロンチェアを使っている。
机はIKEAの2〜3万のやつ。
最近ちょっとガタつくようになったので、変えたいと思っている。

机と椅子に関しては下記の記事から変わっていない。

blog.stm43.com

アーロンチェアは満足しているが、正直もっと低い値段で同じぐらいの機能のワークチェアあることを最近知ったので、
高い買い物だったなと思うようになった。

オカムラ、イトーキ、エルゴヒューマンあたりで3〜5万円のワークチェア買うのが賢いと思います。
とりあえずアーロンチェア、みたいなのは情弱かなと。

PCまわり

仕事でMacBookを使うようになったのは2019年からだけど、
ミニマリズム思想から特に外付けのハードウェアは何も使わずに仕事をしていた。
ノートパソコンは長時間作業すると、どうしても目線が下がって、
首周りの血の巡りが悪くなって、仕事終わった後に変な疲れが残ってしまうのが気にはなっていた。

ずっと精神論でカバーして、「なるべく首をスッと伸ばして目だけ動かすようにしよう」とか思ってたんだけど、
集中すればするほど姿勢は自然と悪くなっていってしまうものなので、
リモートになるにあたっていい機会なので、周辺機器を充実させることにした。

姿勢よくノートPCを操作するためには

f:id:st43:20200404130134p:plain 富士通によると、PCを操作する姿勢はこんな感じがいいらしい。

ノートPCの弱点は、入力装置とディスプレイが一体化していることだ。
キーボードやマウスは体に近くあって欲しいけれど、
ディスプレイは手を伸ばしてギリギリ届かないぐらいの場所におきたい。
またディスプレイは目線の高さに置きたい。

これらの要件を満たすためには、

  • iMac買う
  • 外付けディスプレイに接続して、操作はMacBookのキーボードとトラックパッド
  • ノートPCスタンド +外付けキーボード+ 外付けトラックパッド

という三つの選択肢があった。
iMac買え、もいいんだけど、いざというときにノートPCを外に持ち出せる良さというのもある。

外付けディスプレイは個人的にあまり好きじゃない。
思想的に、MacBookのディスプレイも動いているのに、外付けしたディスプレイを見る、みたいなのが許せない、というのがある。

というわけで、MacBook本体はスタンドで高さとって、外付けのキーボードとトラックパッド買うことにした。

スタンド

これにした。

2000円ぐらいだった。
買ってみたらすごくよかったので、家用と会社用を買った。

外付けキーボード

これを買った。

なんか今見たら売り切れになっている……
リモートワーク特需?

2000円ぐらいだったので、これも家用と会社用を買った。
純正を買いたかったが、流石に高かったので、諦めた。
正直Ankerのもので十分満足できる。

外付けトラックパッド

これは純正を買った。
1万2000円ぐらい?
マジで高い。

値段抑えたいなら、普通にマウス買えばよかったんだろうけど、
どうしてもトラックパッドがよかった。
これは流石に会社用だけにして、必要があれば家に持って帰る運用にする。
(今はリモート中だから家だけど)

ソファ

あと全然別の話で、アーロンチェアとベッドの間のリラックスペースが欲しくなった。
これはずっと欲しかったんだけど、家で仕事するようになって改めて欲しくなった。

カリモクのソファが本当は欲しかったが、さすがに高いのと一人暮らしなので、
メルカリで一人用ソファでも買うかな〜と思っていたら、だんだんビーズクッションでもいいなと思うようになった。
(ソファはやっぱ引っ越しの邪魔になるので……)

無印良品の「人をダメにするソファ」が有名だが、最近Yogiboという海外のクソデカビーズクッション製造メーカーが流行っている(らしい)。

yogibo.jp

店舗行ってみて、実物見たらやっぱ良さそうだったんで、即購入。
Yogibo Maxで三万ぐらい。
カーシェア使って店舗から直接運んだので送料もなく。

Yogibo、すごくよかったです。
このブログもYogibo Maxの上でMacBookを膝の上に乗せながら買いています。
充実したインドア生活のためには、こういう椅子とベッドの中間みたいなサムシングないと、ちょっとキツかったなと改めて思いました。
適度にリラックスできる場所が部屋にできてよかったです。

まとめ

最後モノの話になったけど、リモートワークの成功の鍵をまとめます。

  • 仕事始まったら寝巻きから仕事着に着替える
  • チーム内でビデオ通話を常時つなぐ
  • 会社よりも積極的にコミュニケーションとるようにする
  • 会社よりも積極的に休憩をとるようにする
  • 作業環境を整える

こんなところかな、と。
(了)